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生まれ育った最高の居場所

 朝5時過ぎ起床、玄関に新聞をと思い、その時風除室を通して朝日が強く差し込んでいる。今日は快晴だと気持ち良い朝を迎えた感じだ。玄関から真正面に真昼岳(1,060m)がまだ白銀だ。その上空から朝日が辺り一面余す所なく光り輝いている。真昼岳から左に北真昼岳、薬師岳と続き、和賀岳その奥に駒ケ岳も姿を現している。我が家は集落から外れた一軒家、辺りは山並みと田んぼで自然に恵まれた昔ながらの農村風景だ。家も築50年余りの古民家で田園風景と調和の感じである。一歩外に出て西には大仙市街の少し高い建物が眺められ市街を見下ろすように大平山(388m)とその奥にまだ雪化粧の鳥海山(2,236m)もくっきりと現れている。この辺りの望まれる展望、私は物心ついた時からこの風景を眺めながら育ったのです。それぞれの山には何回も登りました。田んぼは今年圃場整備計画にのっとり大区画田んぼに生まれ変わります。10a~30a程の小区画が1ヘクタールの大区画になるのです。農道が完全になり作業効率も抜群、これからの農業にふさわしい姿に生まれ変わるのです。
 我が家からの山並みと田園風景はこれからも変わりなくいつまでも眺めることが出来る最高の居場所だと思っています。初代私の父母、ここに永住した心意気に心から感謝しています。

                   柳田 武男 83歳


自宅から見える秋田駒ケ岳


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