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|近代・ユーモアな批評文|ルーブ・ゴールド・バーグ・マシン😁可能性とその果てっていったい………!!!?

20世紀初頭のアメリカの漫画家、ルーブ・ゴールド・バーグが、近代・現代の便利さから機械にたより複雑な機械システムに依存するその馬鹿馬鹿しさを、揶揄、バカにするルーブ・ゴールド・バーグ・マシンの風刺画……そこから、簡単な動作システムをどこまで複雑に、まわりくどくシステム化出来るかをユーモア的に表現したシステムの総称を言います。今回はそのシステムの可能性を面白半分に不真面目に、どこまでも、どこまでも、追求していきたいと思います。

基本……これをズーッとやり続けた人って、世界中見渡しても、まあ、いない………。これ以降でも、アニメのトムとジェリーか何かでも1、2回あったり、それ以降のメディアで部分的に散見してみえるくらいで、まぁEテレのピタゴラスイッチのピタゴラ装置で何回かのパターンを繰り返してるくらいで………………。

🌟機械文明、そのバカバカしさ。LGBMより🌟

1936年のチャップリンの映画で、チャップリン自身が[映画🎦]モダン・タイムスの自動給食機や、時間を歯車に見立てて、歯車の時間に追い立てられる近代人の滑稽さ、をユーモアとして風刺して批評している。亜流として宮崎駿監督のアニメ映画[ルパン三世カリオストロの城]でのカリオストロ伯爵とルパン三世の時計台の中での歯車に乗っての格闘シーン
…………。

こういうのは、どうでしょうか?1円玉を1センチ動かすための、手の込んだルーブ・ゴールド・バーグ・マシン。

始まりは数十トンの鉄球をダンプカーで押し出し、それを数メートル動かし目の前の水溜まりに波を生み出し、その波に乗って折り紙で出来た数センチの小さな船が向かい側まで 辿り着いたら、乾電池のスイッチが入って風車が回って風が起こり風船を無数に付けた木でできたミニカーが走り出す。木でできた小さな細い通路を走り、最終地点にたどり着くと、スポンジのエア・クッションで最初のドミノが当たりその衝撃が緩和され、そこからドミノ倒しが螺旋状の巨大なピラミッドを走り回り、最後に、最後のドミノ一個が直立させた1円玉を、1センチ動かした、というタイプ1のルーブ・ゴールド・バーグ・マシン?

✨バカそのもののシステム✨

近代のシステムに追い立てられる、現代人を
コケにしているのでもなく、簡単にできる事を複雑にやるユーモアさでもなく……複雑さを
馬鹿馬鹿しくやる事の、オモシロさ無意味さを表現しつつもそれ自体フザけた、タイプ1のマシン…………。

タイプ2のパターン。

広いゴルフ場でとあるイギリス紳士が、ナイス・ショットでボールを打ち上げ、空高く高くボールは飛んでいき空を飛んでいたカラスの頭にぶち当たり、カラスは食べた物を吐き出し嘔吐物は真っ逆さまに落下し、たまたま
下にあった小型の木製のシーソーの片方に落ちて片方に乗せてあった小型の金属ボールが
重さでピューッと数メートル飛んで行き、ビニール製の複雑に絡み合ったチューブの入口に入ってチューブの迷路をグルグル進んで行き、落ちたところが金属製のシーソーのスプーンで、シーソーバランスで、もう片方のスプーンに置いていた小さな金属ボールを跳ね上げてその飛行距離を計算していた距離に、飛んで行き遠くのベッドで眠っていた中年の親父の頭に当たって、親父目覚める。という
きりのない目覚まし時計……………………。


無駄の在りすぎる近代システムと偶然性に賭けたバカバカしくも面白くも余裕のある無駄を楽しむ目覚まし時計システム。


🌟色んな物が噛み合ってもイイヤ🌟


タイプ3のパターン。

ケンカで殴り合っている二人の若い男が、なかなか決着がつかずに長引いていて、その発生する体温の熱量を弱々しいが電気に変える機械システムが側にあり、その電気エネルギーを蓄電した小型のドローンが飛び立ち、プログラムされた空の順路を複雑に通り、途中にカラスの巣を回り飛び、親ガラス、カラスのヒナをビビらせ、着替え中の若い女性の住んでるマンションの窓の前をからかい先回し
、ようやくたどり着いた木でできたミニレー
スサーキット・モデルにつまんでいた金色のゴルフボールを落として、ボールは転がりだし、走り出し円を描いてクルクル回り続け高い所から、落下したボールはミニ・プールに
チャポンと落ちて、その波で木でできた小さな小舟がユックリユックリと前進し、たどり着いた先に子猫の尻尾があり、尻尾に触れた瞬間に小舟に仕込まれた静電気発生装置が発動し、ビリッと感電し猫ちゃんは😽飛び上がり驚きあわてて走り出し目の前の煉瓦塀に頭から激突し上に置いていたバケツが落下して猫ちゃんにぶち当たり、散々な猫ちゃん😽…
……………………

人の何も生み出さない無益なトラブルで、何ができるかの、平和的なユーモアなルーブ・ゴールド・バーグ・マシン。


✨ユーモアかつ平和的なマシン✨


タイプ4のパターン。

虫眼鏡で昼間の太陽光の光を集中し、その先に火薬が小さくミッチリと詰め込まれた紙の小箱があり、太陽光で発火し、小さく爆発し
隣でのんきに寝ていた黒い大牛がびっくりして飛び起き、駆け出して突進して巨大な岩に
ぶち当たり振動はエア・クッションで緩衝されその僅かな揺れがドミノ倒しの最初の駒を
倒しズラーッと倒れながら巨大な猫ちゃん達が遊び戯れる図形をえがき最後の駒がたどり着いてミニプールにチャポンと落ちて、それを見た幼稚園の子供が金魚すくいのようにすくい上げる……………………。


巨大な力が、どうやって小さな力を創り上げそれが笑いを誘うユーモアさを産み出す、近代以降の新しいかもしれないルーブ・ゴールドのシステム……………………


タイプ5のパターン。

富士山の頂上から1トンの岩石がガラガラと勢いよく落下して、それを見た群衆が恐れおののき、パニックになりワラワラと暴れまわりながら………………………………………………………………
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 永遠に………続くのかも知れない……この
 バカバカしい自動システムは……………。



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