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|映画・Check感想!|奇跡的,神的なバグダッド・カフェについて…………。

今も……この映画について、思うことは、本当に何かが奇跡として降臨したと言うしかない
、小品ですが、奇跡的な名作だと、ボクはそう思います…………あの頃は20代前半で、大阪のミニシアターで観ましたけど……………。

今も、思い出しても若干、鳥肌が立つ……というか、あの染み渡るような神がかった夢想的な神曲………


   わたしは あなたを呼ぶ

   あなたを 呼んでいるの

   ベガスから 行く当てもない

   砂漠のような かわいた道

  あなたがいたところよりいくぶんましな

   修理が必要なコーヒーマシンがある

ちょうど角を曲ったところにある小さなカフェに

  ……けど 変化が来てるって感じてる

   近づいているの  優しい解放感


 エンディング曲、「コーリング・ユー」

 ジェヴェッタ・スティールのEDテーマ曲


あの、気だるくも神秘的な、遠くから響き渡るようなスティールの魔法のような歌声は……間違いなく時空を超えて、われわれの心のなかに、鳥肌に、響いていきます……………


映画としては大人のファンタジー的な小品ですが、何か、こう、無限の可能性を後の時代に残している様な………観た当時もそう思いましたけど……………。

内容としてはアメリカのモハーべ砂漠にある
ひなびたカフェ兼モーテル 「バクダッド・カ
フェ」が舞台であり、仕事をしないダンナと別れて、こどもを一人で育ててカフェをしきる、うるさ過ぎる黒人の主婦ブレンダのバクダッド・カフェにドイツの熟年夫婦が旅行中に離婚して、離婚したドイツ人の太ったオバサン、ジャスミンがひょんなことからカフェ
に泊まり、周囲の人々と不思議な関係性を築き、やがてはバクダッド・カフェを持ち前の手品を応用したショーをブレンダと共に客に披露しながら満員御礼のカフェにしてしまう、といった簡単な内容なのです。

ジャスミンはダンナと別れてカフェに泊まった時に、不思議な一枚の絵を見ます。

二つの太陽が昇る、幻想的な絵画を………。

それは、カフェの常連の老人の画家、ルディ
が描いたものでした。

・老画家ルディ・

やがてはジャスミンはルディとその絵画を幾に縁ができて結ばれるのですが、それは、この映画の伏線と、言ったところで…………

始めのうちは、馬が合わなかったブレンダとジャスミンでしたが、子供が出来なかったジャスミンと、子供がいるブレンダとの間に、
互いにその身を思いやる関係性が生まれ、その事による和解が生まれ………二人の間、だけでなく老画家ルディの間にも、カフェに関する人達にも不思議な縁のようなものが次第に繋がり始め……………。

子供ができずに熟年になり、夫婦旅行中に離婚してしまった、太ったオバサン、ジャスミン。残ったのは手品の道具とその教本、それらを使ってマジック・パーティー・ショウで、バクダッド・カフェを名物カフェとしてトラック運転手なんかが噂を聞きつけ大いに集まり満員御礼、大反響状態になる……………どうです??

チョットした奇跡的な不思議な関係性を感じさせる、小さな魔法のような映画だと思いませんか????


ボクの耳には、今もなお、神曲、コーリング
・ユーが、思い出せば響いてきますよ…………


映画・バクダッド・カフェのEDシーン


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