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過ぎる十七の春/小野不由美

「十二国記」「ゴーストハント」などの著者=小野不由美さんの原点を読みたくなり読みました。(本書角川文庫版)は、圧巻の青春ホラー&ミステリーでホラーなのに読み終わり爽やかに心が晴れます。
本書は、1990年朝日ソノラマより刊行されたパンプキン文庫「呪われた十七歳」を改題し、大幅に加筆した講談社X文庫ホワイトハート版「新装版 過ぎる十七の春」2016年を加筆修正したものです。これだけ加筆修正版が出版されるのも珍しいかと思います。
著者の小説は、とても好きで読ませていただいています。日本では少ないホラー作家です。私のお勧めは著者がティーンのために書いた「十二国記」は勿論のこと「残穢」「東京異聞」「黒祠の島」「営繕かるかや怪異譚」シリーズ他、楽しめる小説数多いです。