「その日のまえに」重松清
本書は、考えさせられる小説です。
重松清さんの人の
生き死にに関する短編集です。
著者の
「文庫版のためのあとがきに」ある
本書の成り立ちと
「生きること」と「死ぬこと」、
「のこされること」と
「歩き出すこと」を、
まっすぐに描いてみたかった。
その通り著者の
思いが心に染み
考えさせてくれ
涙し心清々しくなる
一冊でした。
自分の生きてきた
意味や、
死んでいく意味について、
あとにのこされる
ほうも
「その日のあとで」より引用。
まさしく
人生を生きることを
心の深いところまで
届く小説です。
著者の気持ちに
少し近くなった
と思わせてくれます。