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私のふるさと

私は、父方の祖父母も母方の祖父母も既に亡くなっているのと父の転勤と私の仕事の都合と母の介護で京都~神奈川~横浜~埼玉~東京~千葉と移り住んだので郷里とか「ふるさと」と言う場所がない。

今年久しぶりに小学の時の友人3人に会いに行った。その時に彼らの事を「いいな」と思った。友人3人はここで生まれて、幼稚園から小学校、中学校、高校、大学そして社会人の今も生まれ育った地元で先祖代々の土地に暮らしている。この土地で起きた災害や楽しかった行事も3人とも共有して今も友人として繋がりを持ち生活している。
それに比べ私は、いわば根無し草のように生活の場を転々と変えて今は、母を施設に預けて今は人地暮らしをしている。知らない町で知らない人たちの中で暮らしていることに今更ながら気が付いて寂しい気持ちがわいてきた。

去年から私の住んでいる人工海浜のある街で、複数のアルバイトを始めた。そこで会う人も知らない人だけれど先日バイトしていたら「あっ知ってる顔がいた」と声をかけられた。嬉しかった。私は、私の事を見て知っている人がいる町に今住んでいることが、心に温かくしみた。

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