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噛む、come

因数分解だとか難しい漢字を知ってどんどん脳のしわが増えているはずなのにフーセンガムのふくらませ方が未だに未だに分からない。そうこうしているあいだにフーセンガムの雄と言えるだろう「トップ製菓」はコリス株式会社と合併してしまった。宇宙規模に小さい悲劇。他のことは負けていてもいいのだが妹が先にフーセンガムのふくらませ方を知ってしまっていたので、タイムマシーンがあるならそこに戻ってふくらませ方を徹底的に忘れさせたい。

さて今日はなにかについて、と語る訳でもなくて芋づる式に進んでゆく。いやもしかしてこれは後退だろうか。読書感想文を書いた時に多くて13枚ほどになった事があるのだが国語教師に「これは感想文のようで感想文ではない」という感想をもらったことがあり、あのコメントはいつまで経っても俺の14番目くらいの宝物だ。ありがとう。その時に読んだ本はたしかビートたけしと様々な賢人らがお話を繰り広げる「結局分かりませんでした」というタイトルだった気がする。本の内容自体が、面白いがなかなかダラダラとしたゆるい空気だったので俺の文章も引きずられた疑惑がある。

化学や数学、哲学などの難しいお話は、現在の自分よりも少し高いところよりはもう断然全然桁違いにレベル高いところに首を突っ込んだ方が面白いという感覚が昔からあるのは、きっとそこまで難しくなると分からないことだらけになってくるので、「勉強」の色から「好奇心」の色に変わるからだろうと思う。ちょっと難しい英文を見た時よりも、見たことない文字を見た時みたいな感覚。そうすると、自分の中の好奇心が勝つので楽しくなってくる。なにかで機会があったらすごい人とお話してみたいなぁなんて思ったり。

世の中は分からないことだらけだが、外に行けば会える、居る、人間。その人間の一部、たった10数センチの臓器、脳。その脳だって、人間が生まれて何千年も経つのに解明されていないことがものすごく多いというか全然解明されていない。フルに脳を使うとかなり色んなことが出来るらしく、いつになってもクラスでいちばん足の遅かった俺の鈍足も解消できるようだ。もしそうなったら、カール・ルイスと二人三脚でもしてみたいものだ。

因数分解というものには素数がつきもの。素数とは1と自分でしか割り切れない数のことだ、まるで人の心のようだ。この素数を数えると落ち着くらしいのでこの前寝る時に試してみたが素数を考えることに頭を使っているうちに朝になってしまった。    落ち着かないがオチはついたかな。


最近マジでさむいです。ご自愛くださいませ。

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