見出し画像

保育のメモ「ファミリーデーってなあに?」

ファミリーデーとは


ファミリーデーとは、家族など大切な人に感謝の気持ちを伝える日のことです。
保育園では、子ども達が大切に育てて下さる家族のことを知り
感謝の気持ちを伝えられるようなプレゼント製作をおこなったりします。

今までは「家族に感謝の気持ちを伝える日」といえば、
母の日や父の日の行事が一般的でした。

母の日(毎年5月の第2日曜日)


母の日は、大切に育ててくれたお母さんに「ありがとう」の感謝の気持ちを伝える日。
2023年の母の日は5月14日です。

誰が「母の日」を作ったの?


昔、アメリカ人のアンナ・ジャービスさんという人が亡くなったお母さんに想いを込めて、
お母さんが好きだったカーネーションの花を贈り、これがきっかけとなってアメリカ全体に
広がり、やがて日本にも伝わってきたそうです。

母の日にカーネーションを渡すのはなぜ?


母の日のきっかけを作ったアンナ・ジャービスさんが、
お母さんの好きなカーネーションを教会で配ったことが始まりだと
言われています。

父の日(毎年6月の第3日曜日)


父の日は、いつもみんなを見守って大切にしてくれているお父さんに、
「ありがとう」の感謝の気持ちを伝える日。
2023年は6月18日が父の日です。

誰が「父の日」を作ったの?


昔、アメリカに住むジョン・ブルースドット夫人という人が、
男手ひとつで育ててくれたお父さんに「ありがとう」の感謝の気持ちを
込めて、白いバラを贈ったのがきっかけとなって母の日の次に
父の日ができました。だんだんとアメリカ全体に広がっていき、
日本にも伝わってきたといわれています。

保育園でのファミリーデーってどんな行事?


保育園や幼稚園でのファミリーデーは、大切に育ててくださる
お家の人に感謝を伝える行事です。
ファミリーデーにはどのような由来やねらいがあるのでしょうか。

ファミリーデーの由来


ファミリーデーは
5月の「母の日」と6月の「父の日」がもとになっています。
 家庭状況の多様化から父親や母親だけに限定するイベントを行うのではなく
大切な家族に感謝の気持ちを伝えるためにファミリーデーが設けられるようになりました。

 ファミリーデーねらい


ファミリーデーのねらいとして
 
· 自分を大事にしてくれている家族へ感謝の気持ちを伝える
· 家族へのプレゼントを製作したり、ふれあい遊びをして楽しむ
· 家族とのコミュニケーションを深める
 
「自分を大切に思ってくれる家族」に感謝の気持ちを伝える日になるといいですね。

保育園でファミリーデーを行うときに配慮するポイント


○ 事前に子どもの家庭状況を把握する
 
ひとり親家庭など子ども一人ひとりの家庭状況を把握し、
子どもが楽しく行事に取り組めるように、個別のケースにあわせた適切な声かけやフォローをすることが大切。
 
ファミリーデーの行事があることについて、
事前におたよりなどで保護者に知らせておくのもポイント。
もし保護者から相談や要望を受けた場合には個別に対応しましょう。
 
一人で判断することが難しい場合は園長先生などに確認をとりながら対応するとよいかもしれません。

保育園でのファミリーデーの伝え方


○ 子どもたちに意味や目的を話す
 
ファミリーデーの伝え方として、
子ども達に「ファミリーデーとはどんな日なのか?」
意味や目的などを話してみましょう。

例えば
「みんなは、ファミリーデーって知っているかな?
ファミリーデーは、みんなのことを大切に思ってくれているお家の人に
「ありがとう」を伝える日なんだよ。」などの声掛けから
はじめてみてはどうでしょう。
 
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんはいつもどんなことをしてくれる?
ごはんを作ったり、洗濯をしたり、掃除をしたり、お仕事したり、遊んでくれたり…
家族が毎日してくれていることはとってもたくさん!

大切な家族はいつもどんなことをしてくれているのか
みんなと一緒に考えながら探してみよう♪

○ 家族と楽しく過ごせるアイデアを取り入れる

ファミリーデーには、家族と楽しく過ごせるアイデアを取り入れましょう。
 
贈る相手を限定しないプレゼントの製作や、
家族といっしょに遊べる手作りおもちゃの製作、
大人といっしょにできるふれあい遊びなど、
家族とのコミュニケーションのきっかけになるようなアイデアを
選びましょう。
 
○ 家族の好きなところ探し

みんなを大切に育ててくださった家族のどんなところが好き?
好きなところをたくさん見つけて、みんなで話し合ってみよう♪


○ 家族の自慢大会♪

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの
自慢をみんなで思いっきりしちゃおう!

・たくさん笑うところ
・力持ちなところ
・おもしろいことを教えてくれるところ
・ごはんを作るのが上手なところ
・とびっきり優しいところ
・ぎゅーっと抱きしめてくれるところ
・お仕事を頑張っているところ
・いつもたくさん遊んでくれるところなどなど…


子どもたちがそれぞれに感じている家族への想いを大切にしながら、
子どもたち自身が感謝の気持ちを感じられるようにできると良いですね。

○ ありがとうの気持ちを伝えよう!

みんなはどんな気持ちをどんな風に伝える?

家族に手紙を書いたり、家族の好きなものや似顔絵を絵に描いてみよう。
「いつもありがとう」の言葉と気持ちを心を込めてプレゼントしてみよう。 

○ 家族にまつわる絵本の読み聞かせ
 
家族にまつわる絵本を読み聞かせするのもいいですね。
 
赤ちゃんが生まれたときの親の気持ちを伝える内容や、
子どもが保育園に行っている間に仕事を頑張る姿を描いた内容など、
さまざまな絵本があるでしょう。
 
自分を大切にしてくれている家族をイメージできるような絵本を選べば
『自分は家族にとって掛けがえの存在なんだ』『家族が好き』『家族の絆』に気づくことができるでしょう。
 
 
今日は以上になります。
いかがだったでしょうか?今日の学びがみなさんの参考になれたら
嬉しいです。

また、今日お載せ出来なかった絵本の情報なども発信出来たらと思っております(自分のスキルアップを兼ねて絵本の学びもしていきたいなぁワクワク🎵)

これからも、子育て中のみなさん、子育て支援さん、保育士さんなどの
お役に立つ情報を自分自身の保育の学びも兼ねて発信して行きたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます。 もしよろしければ、サポートして頂けると嬉しいです。 記事を書くための書籍購入に使わせていただきます。