マガジンのカバー画像

拠点ストーリー

21
「ここにいる私が好き」地域で拠点づくり、居場所づくりをしているcircle連携拠点のオーナーさんにインタビューしました。拠点ができるまでの経緯やオーナーさんの人生についてお聞きし… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

オープンな場をつくるのはオープンな自分。色んな人にとって居心地のいい場所をつくる話。

話を聞いた拠点オーナーーシェアハウスの運営を始めたきっかけを教えてください。 私は会社を辞めて2年ちょっと経つんですが、会社員時代からシェアハウスを運営していました。シェアハウスに出入りするようになったのが2013年頃で、そこからいろんなシェアハウスに行くようになりました。2015年に東京の茗荷谷でシェアハウスの運営に初めて関わり、今まで8年間で7件のシェアハウス運営や立ち上げに関わっています。 最初のシェアハウス立ち上げのきっかけは、友達から「茗荷谷にシェアハウスをする

地元に何もないと嘆いていた私が、自ら地元に”醸す場”を作り出す話

話を聞いた拠点オーナーー秋田県横手市で、ゲストハウスを開業されるまでの経緯を教えてください。 ゲストハウスを運営している場所のすぐ近くに私の実家があり、ここは私の出身地です。 よく言われるような田舎から出ていくときのエピソードのように、私も「ここには何もないな」「ここにいても自分がやりたいことはやれないんじゃないか」と思い、大学進学で上京しました。 在学中には、ヨーロッパやアジアなどを、ゲストハウスやホステル、エアビーを利用して旅していました。 他のゲストやホストとの出

家族4人暮らしの私が、co-livingで皆さんを受け入れる話。

▼話を聞いた拠点オーナー加藤さん(愛知県安城市) ーcircleの拠点として連携いただく以前は、どんなことをされてきたんでしょうか。 広告代理店に就職することが決まっていたのですが、ちょうどリーマンショックのタイミングと重なり、就職先がどこもないような状況になってしまいました。 そんな中で、たまたまエステに出会い、勉強してエステティシャンになることにしました。数年やってみたタイミングで、エステだけでは物足りなくなって、整体の勉強をするようになり、今では整体師としても活動

横浜から移住した私が、地域に愛される場所を作る話

話を聞いた拠点オーナー シェアハウス NAE (香川県三豊市) 「古民家で自分のお店を開きたい」という想いから、香川へ移住。ー石井さんが香川県三豊市に移住して、カフェやシェアハウスを運営されるに至ったご経緯を教えてください。 昔から、「将来は古民家カフェを開きたい」という思いがあったこともあり、勉強の目的で自身の出身地である横浜のケーキ屋で働いていました。 一定期間働き、ケーキづくりやカフェの運営について勉強した後、「古民家カフェ」づくりの第一歩として古民家がある地域

多拠点の暮らしをしていた私が、紫雲の風景を残すために拠点を開業した話

話を聞いた拠点オーナー 藤倉丈壽さん GuestHouse 紫雲 (香川県観音寺市) ー藤倉さんが、香川県観音寺市に移住してゲストハウスを開業されるに至ったご経緯を教えてください。 出身は埼玉で、ウェブデザインなどを学んだ後、都内のウェブ制作の会社で働いていました。のちにフリーランスになり、ウェブ制作やメディア運用の仕事を案件ベースで受けるようになりました。 昔からバイクでツーリングをして色んな地域に行き、その風景を楽しんで目に留めておくのが好きでした。フリーランス

海外放浪から市議会議員になった私が、茶畑の中で拠点をつくった話。

話を聞いた拠点オーナー 天空の茶屋敷 (福岡県八女市) ー治郎さんが、八女に移住するまでのご経緯を教えてください。 18歳から自衛隊にいたんですが、自分の知らない海外への好奇心と、半ば日本社会から逃げるような形で、海外放浪の旅を始めました。 24歳でバックパッカーになり、約6年間で65カ国程訪れました。ニュージーランドやカナダではワーホリもして、カナダでは犬ぞり操縦士のお仕事なんかもしてました(笑) ヨーロッパにいた時は、「自分らしく生きる」ことや「人生を楽しく自由

海との出会いで家族で移住し、人生が変わった話

話を聞いたオーナーfreely (宮崎県日向市) ー お二人は宮崎県日向市に地方移住に興味がある人に向けた滞在施設をオープンされて、今回は民家の一室をcircleの滞在拠点として連携していただけるとのことなのですが、まずオープンにはどんな経緯があったんでしょうか。 たかゆきさん:まず、前提として別に二人とも宮崎県出身・日向市出身ではないんです(笑) 私は兵庫県出身で、二人とも神戸で会社員をしていました。 特に仕事・生活共に問題はなく、それを続けて行っても良かったんです

新たな価値観に触れて、自分の手で拠点を創り上げた話

話を聞いた拠点オーナー農家民宿ゲストハウスINASHIKI NEST(茨城県稲敷市) INASHIKI NESTを立ち上げる以前は、どんなことをされていたんでしょうか。 一言で言い表せないくらい、色んな事をしていました。(笑) 10年前くらいにドイツに1人で行き、老朽化していた建物を現地のドイツのアーティストたちと協力してリノベーションし、カフェバー・アトリエ・旅行者用のホテル・難民の住まいも兼ねた複合施設をみんなと立ち上げるといったようなことをやったりとか。リサイクルだ

軽井沢の隣町もお気に入りの町に。バックパッカーだった私が小諸で拠点を作った話

話を聞いた拠点オーナー 開魂楼 時の門(長野県小諸市) ー石川さんが、小諸に移住するまでのご経緯を教えてください。 大学を卒業してから通信業界に就職し、お金が溜まったら海外に行き、お金が無くなったら戻ってきて、また働いて、そして海外に行く、といったような生活を送っていました。 バックパッカーとして海外にたくさん行って、国内に戻ってきた際には趣味だったバンド活動もしていました。 特にインドやモロッコは記憶に残っている国です。 インドに行った際にはガンジス川で沐浴をした

海、山、川、芝などの大自然に魅了された私が、大山の魅力を伝える拠点を作る話

話を聞いた拠点オーナー シゴト場カケル(鳥取県西伯郡大山町) ー鳥取大山に移住した経緯を教えてください。 大学卒業後、広告代理店で2年ほど営業のお仕事をしながら、休日は興味あることに関わってました。その中でボランティアで参加した「宮城県の廃校を旅館にするプロジェクト」がWEB求人を出していたんですよね。それをチェックした時に、本当にたまたまそのWEB求人の一つ下に「鳥取大山で観光プロデューサー職を募集します」という求人を発見したんです。 「地域おこし」や「観光」に興味

多拠点生活をしていた私が、「ただいま」と言えるあなたの居場所を作る話

話を聞いた拠点オーナー おいとこ三津浜邸(愛媛県松山市三津浜) おいとこ三津浜邸を立ち上げた経緯を教えてください。 今までは、グラフィックデザインやイベントの企画などの仕事をしていたのですが、育児や介護、コロナを経て、自分の仕事や人生を見つめ直したことがキッカケにありましたね。 自分の道を考えていく中で、これまで私自身がシェアハウスやゲストハウスで人生が豊かになった経験があるので、色んな地域で多拠点生活をしてみたい人のための事業をしたいと考えるようになり、この滞在拠点

「いいとこどり」ができる富士で、ゲストハウス・コワーキングスペースを運営している二人の話

話を聞いたオーナーGUESTHOUSE 富士と碧(静岡県富士市) 東條さんは、どうして富士でゲストハウスをはじめることにしたんですか? 東條さん(以下敬称略):富士は地元で、もともと将来地元でお客様と繋がれる仕事がしたいと考えていたんです。私は昔から旅が大好きで、学生時代から日本や世界の色々な場所へ訪れていて、大学卒業後に神奈川の鉄道会社へ就職して、その後地元ホテルに勤務していました。 富士は東京へも1時間で行けたり、自然を感じたければ山もあれば海もあります。「そんな地

祖父の地元三豊に戻ってきた僕が、地域と人を繋ぐ活動をしている話

話を聞いたオーナーPrivate Chill Baseたまて(香川県三豊市) お祖父さまの地元である香川県三豊市で「Private Chill Baseたまて」をはじめられたきっかけを教えてください。 僕は埼玉で生まれ育ったので、祖父の家がある三豊市は、子どもの頃に夏休みなどにたまに訪れるくらいでした。その後、東京で働いて駐在でミャンマーに住んでいました。帰国後、祖父の家が売り物件になっていたので自分が買い戻して、宿泊施設を始めることにしたんです。 三豊市には半島があり

オーストラリアの旅で人生が変わった僕が、地元北海道でゲストハウスを立ち上げた話

話を聞いたオーナーVACILANDO(北海道勇払郡安平町) ROYさんの「旅」に関する経験を教えてください。 僕の初めての旅の思い出は、学生時代にワーキングホリデーで2年間滞在したオーストラリアです。海外に行ったのもこれが初めてでした。この時にオーストラリアの東半分を自転車で周ったんです。 自転車旅で、行く場所もスケジュールもやることも全部自分で決めて旅をしている中で、すごく「自分で人生を生きている」という感覚がありました。旅が「自分の人生を自分で決めていく」体験だとい