バキバキになるまで続けさせてくれ!

※2022年12月の話。

ここ最近は隔週ぐらいで、全く寝れない日がある。変な話、丸2日寝れない時もある。なにかひどく悩んでいたりとか、カフェインを摂りすぎたとかはない。寝れないから具合が悪いとかはないけど、心地悪い。そんな時は車を運転しているうちに眠くなるだろうと早めに現場に向かって、現場近くで仮眠を取ろうとする。当然寝れない。色々試してみたが改善できそうになく、今回は諦めて本を読んだ。

前々から自分は他人に興味がないんじゃないかと思っていたから、この機会に読んでみることにした。人に興味がないわけじゃなかった。前半は読みながら、「普段noteでやってたり、やったことがあることだ。」と思える内容だった。自分はとにかく質問の仕方がヘタクソで、紙一重で興味が詮索になっているだけだった。これは収穫だった。小一時間もかからず読み終えてしまい、夜が長く感じた。

この前の日は、ヘルニアのリハビリの日だった。診察を受けると「今日と、あと年内1回リハビリをやったら一旦リハビリは終了ね。リハビリをやめてどうなるか見てみるから。年明けに何もなかったらリハビリやめていいよ。」とのことだった。薬の治療は続行らしい。実際、痛みはほとんどない。動かなければ痺れもない。動いているときに痺れがあるとはいえ、気にしなければどうということはない。気になるのはふくらはぎの筋肉が固まっていることぐらい。
リハビリ室に行くと、「今日は今までで一番ハードにやるから。」と宣言された。これまで通りマッサージを受けた後、部屋の奥からボールを半分に切ったような半旧型のゴム製の黒いものを持ってきた。丸い方を下にして置き、「平らな面に両膝を乗せてバランス取ってみて。」とのことだった。正直、かなり怖かった。今までで一番ハードというか、一番怖い。いきなりこんなに動いていいのか?というより動けるのか?最初はやはり動きを止めるのが難しかったが、3回目あたりで静止できるようになった。なんとなく右側に力を入れるとバランスが取れる。もっと左右均等に力を入れるイメージでバランスを取れた方がいいのでは?と思い、聞いてみたが、利き手と同じくバランスのとりやすい方向があるから気にしなくていいとのことだった。「じゃあ次は言われた通りに腕を上げて。」と言われ、前から腕をあげて(バンザイの要領で)下げて、横から上げて(AKB48のフライングゲットの要領で…っていい表現がないな…)下げた。「じゃあ右手を前から上げて、左手を横から上げて…あっ、右手は下げないで。じゃあ右手を横から下げて。右手を横から上げて…」ともはや脳トレ状態。前から上げ下げする分にはバランスは崩れないが、横から上げ下げするとバランスが崩れる。これは、使う筋肉の切り替えの練習だった。腕の上げ下げをする時に前と横からで使う筋肉が違っており、無意識下で使う筋肉を切り替えているらしい。意識して体を動かす分には問題なくなっていたらしいが、急に体を動かす時に痛みや痺れが出ないように練習が必要だった。少しすると、大きくバランスを崩すことは無くなった。「もっと体幹を鍛えたらビタっと静止しながらできるようになるよ?」と言われ、静止できるように筋肉バキバキになるまでリハビリを続けさせてくれと言いそうになってしまった。このリハビリのおかげで、雪道でコケそうになって踏ん張ってしまっても問題なくなった。

その次の週、最後のであろうリハビリのために病院に行った。診察は形式的で、「薬出しておくけど、その薬なくなりかけたら、来年またみせに来て。じゃあ最後のリハビリ頑張って。」とリハビリ室に早々に通されそうになった。除雪して腰が痛いのが不安だったので、それを聞いてみたら、「誰だってリハビリっぽいリハビリではなく、マッサージのみで、時間もいつもの半分だった。「この状態だったら、もうヘルニアの痛みもギックリ腰にはならないと思うよ。治りも早いしね。」と嬉しい一言をもらって、自信にもなった。逆を言えば、筋力が落ちればまた痛みや痺れが出る可能性はあるということだ。定期的に筋トレはしなければならない。薬局に行き、薬をもらって驚いたが、28日分あるじゃないか…。

※ここから2023年の話

経過観察とは言え、何もせず薬がなくなるのを待つのもどうかと思った。年明けからは家で少し強度を上げた体幹のトレーニングに加えて背中の筋肉トレーニングをした。腰にも体力みたいなものがあるように感じたから、動いてすぐに腰が痛くならないようにしたかった。それでも全然問題なかったから、誰も見ていないところでバスケのシュートフォームの練習をしたり、ステップを踏んだりしていた。それでもなんともなかったので、薬が切れかかった今日、病院に行った。ドキドキしながら1時間待ち、診察室へ。「普通にしてたら痛いところないしょ?じゃあ卒業だね。また痛くなったり気になるところあった来てね。」ということで、無事治療が終了した。結果的にはいくつか治らないこともあった。右足の小指の付け根あたりに何か詰まったような感覚が残った。どうしても痺れやこういう症状は残ってしまうらしい。痛みがなければ問題はないそうだ。後は正座もできなくなった。長くて20秒ぐらい。後は、まだ腰が爆発する可能性は残っていること。油断は禁物。これらはしょうがないと考えていくしかない。ただ、新しい体の使い方を覚えることができた。重いものを持つ時に背中の負担を減らすような体の使い方も覚えたし、今までは腰といえば「腰」という一つのものだったのが、真ん中から二つに分かれたような感覚がある。(どう使うかは今のところ分かっていない。)これで晴れて運動とお酒が解禁だ。とにかく今はバスケがしたい。3Pだけで2万本シュート合宿をしたい気分だ。治療中も動画をたくさん見てイメージで練習をしてきたから、それを実際に体を動かしてみて体に馴染ませたい。Instagramでもバスケの動画を見すぎて、おすすめはバスケばかり。インスタでオフェンスのフォーメーション勉強する人いる?お酒は、仕事関係のお酒の席で飲めなかった以外に困ったり辛かったことはなかった。だけど、自分がお酒が飲めるようになるのを待ってくれた人がいる。とても嬉しい。結果的に平均より1ヶ月早く治った。半年以上ぶりにバスケしたら泣いてしまうかもしれない。スポーツ時用のコルセットも用意して、準備万端。楽しむぞ。


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