この世で1番信用できるもの

「この世で1番信用できるものはバスケだ。文句は言わないし、質問もしてこない。ボールは(ドリブルを)つけば戻ってくる。」

アンクルドリューのセリフ。


4ヶ月ほど前Amazonで買い物をした時に、間違ってAmazonプライムのお試しに登録してしまった。その解約も忘れていた。500円で色々動画を見れたり、時間指定で荷物を受け取れるならそのままでもいいかと思い、今に至る。

自分でもわからないけど、当然この映画のことを思い出して、Amazonプライムで検索したら見れるようになっていた。

この映画の出演者の中にはNBAプレイヤーのカイリー・アービングがいる。

(今自分が履いているバスケットシューズは、カイリー・アービングのシグネチャーモデル。)

映画は、主人公がコーチをしているチーム・彼女・家をある男に取られてしまう。その男は、主人公が学生時代、バスケの試合で、自分の最後のシュートをブロックした男。そのブロックのせいで、チームの信頼を失い、バスケをやめるきっかけになった。その男が自分のチームをのっとって、野外コートで行われる大会に出るという。

再度自分のチームを作ろうと色々なバスケットコートを巡っていた時に、出会ったのがアンクルドリュー 。このアンクルドリュー役がカイリー・アービング。特殊メイクを使って、老人役をしている。アンクルドリューは見た目とは裏腹にキレのあるプレーを連発する。それを見た主人公は大会で優勝できるのを確信して、アンクルドリューの昔の仲間を集めて大会に出るというストーリー。昔の仲間役も元NBAプレイヤー達が特殊メイクで登場する。現役の時と遜色ないプレーを連発する。

この記事の冒頭のセリフは、仲間集めの道中でのセリフ。バスケ愛を感じる。仲間集めの際も、一見、大会に出るのを断られたように見えても、アンクルドリューは、「あいつは来る。あいつにもバスケの血が流れている。」と発言するところにもグッと来る。実際にチームメイトは来た。

バスケをやめる選択をした自分にもグッとくるシーンがある。「後悔しているのは自分だけじゃない。俺もプライドが邪魔をして謝罪の一言を言えずに、何十年も過ごしてしまった。」アンクルドリューが主人公に言うシーンがある。その後、主人公は「あくまで自分はコーチだ」と頑なにプレーするのを断ってきたが、全てを奪ったあの男も交代で試合に出ることになり、アンクルドリューに試合に出されることに。主人公はで、学生時代にシュートをブロックされる夢を何度も見ていた。アンクルドリューが言う。「ここはお前が出て、お前がシュートを打つんだ。全てのことに勝負をしろとは言わないが、ここはそうではない。ここは勝負をしろ。いつでもチャンスはやってくるわけではないし、チャンスを無駄にするかどうかはお前次第だ。勝利は挑戦した者のところにしか来ない。大丈夫だ。シュートは外れない。」そして、試合中に学生時代と同じシチュエーションになるが、見事克服し、シュートを決める。アンクルドリューは、自分と同じ後悔をさせないようにしたのだ。

自分もそういうのをどこかで求めているのかもしれない。夢に出てくるようなトラウマだったり、失敗というのはない。だけど、どこかでまだできると証明したいのかもしれない。


今NBAではNBAファイナルという、全NBAチームの中から1位を決めるトーナメントが行われている。あるチームの試合後に、ブザービーターを決めた選手のインタビューを見た。

「あのシュートは本当はレブロン(チームメイト)のシュートだった。だけど、自分にシュートを打たせてほしいと言った。自分は今まで、自分を象徴する試合・シュートは何だ?と聞かれると、答えられなかった。キャリアの中で勝負弱いと思われていたと思う。だけどこの試合のこの場面で自信をつけたかった。試合を決めるというプレッシャーはかなりのものだったけど、シュートを決めれた。この試合・このシュートは今後の自信にもなるし、自分を象徴するレガシーシュートになったと思う。」

「所詮は映画」の展開かもしれない。だけど、実際に起こりうる場面なのだ。実際に自分も勝負弱い部分は感じているし、そういう自信はほしい。映画を見てからは、強気で勝負をしかけるように意識は少し変わった。実際は全然シュートが入らないわけだけど。そこは今後修正していきたい。

試合を見てるだけではわからない、ベンチでの出来事や選手達の背景を見ることができる映画なので、時間があったら見てほしい。バスケをあまり知らなくても最後まで見れるし、ギャグシーンもあり、真剣なシーンのほうが少ない。


結局何が言いたいのかというと、この映画いいよってこと。自分の1番信じられるものは、確信した答えはない。強いて言えば、バスケットシューズ。それなりに思いを込めているし、自分の中で流れが変わったきっかけになったもの。過去にもバスケットシューズには助けられてきた。自分はこれかもしれない。


最近ハマってる曲です。

なんかうまくURL作れない…

4曲目の愛のしるし。なんかいい。


なんとなく、この熱量で誰かに話をしたら、引かれるか最後まで聞いてもらえなさそうなので記事にしてみました。それでは。


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