本編はジョニーたちがベーリング市行き急行列車に乗り、先が気になるところですが、ここで脱線して設定に関する閑話です。

1933年7月5日、宮沢賢治は「春 変奏曲、」を書きました。絶滅したはずの星葉木という架空の植物の胞子が水星少女歌劇団のギルダのノドを襲い笑い苦しませる、というお話です。

美女を襲う星葉木というスペースオペラっぽい興味深い小道具はこのあとどうなるのでしょうか。

残念ながら宮沢賢治は、星葉木のこのあとの展開を書かないまま、この２ヶ月後の1933年9月21日に亡くなってしまいました。

そこで、ChatGPTにこのあとの星葉木の展開を考えてもらいました。

「1. 医学への応用: 星葉木の特殊な胞子は人間の喉を刺激し笑い苦しませますが、その効果を逆手に取ることもできます。星葉木の胞子の特性を研究し、笑いを引き起こす神経反応を理解することで、笑いの効果を利用した治療法やストレス軽減法の開発が期待されます。」

なんと、人間に害を及ぼす星葉木を医学に応用しようとは、びっくり。ChatGPTのアイデアには驚かされました。

このほか、2.植物学の研究がすすむ、3.環境保護への関心がたかまる、4.星葉木事件でギルダが有名になり文化芸術が発展する、という展開をChatGPTは考えてくれました。

なんだか、ChatGPTくんは、むやみと前向きですねえ。

さて、本編はこのあと原作「氷河鼠の毛皮」をもとに展開します。ベーリング市行き急行列車を環境テロリストが襲う展開をChatGPTがどう料理するのか、お楽しみに。