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社長に「ちょっといい?」と雑談できるか

子ちゃまめ(こども)の不登校について、
いろいろ何周も考えて考えて
また戻ってきて、またぐるっとして
今に至ります。

学校はコスパがいい

学校に行くのが当たり前だと思って生きてたわたしにとって、
そもそも「行くか行かないか選ぶ」ことは
斬新すぎて受け入れがたいものでした。

何周もして、
「学校に行かなくても、ね」
と思えるようになりましたが、
結局は「大勢がすること」をしていた方が
いろいろ楽なんだな、と思うのです。

「学校に行かなくても」できることはありますが、
・日中の安否がわかり
・大人が見守ってくれる場所があり
・ごはんが出て
かつ
・(興味のあるなしはおいといて)「情報」は入ってきて
・(これまた本人が楽しいかはおいておいて)「いろんな経験」ができる
それが、一ところで完結するのです。

そうか!コスパがいいのよ、学校は。
ありがたい場所です。
「ほんとは行ってほしいな」って思うことはそんなに悪いことかしら、と何周もしましたっけ。
(現在進行形です)


学校にいてもやるとは限らない

子ちゃまめはときどき学校に行きます。
楽しみにしているのが、
「校長先生とはなすこと」だそうで、
その斬新さにもびっくりします。

・校長先生は一人だからさみしいはず
・おやすみは自由に取れないらしい
・旅行も行きづらいらしい
などなど

例えるなら、
企業で言うところのトップ、社長とかに、
突然「ちょっと今いいっすかー?」と
話しかけに行ってる、そんな感じのようです。

「いいよー」と応じてくださるトップに
ひたすら感謝ですが、
さきほどの「学校のコスパのよさ」にこれは入ってただろうか、と。

「いろんな人と臆することなくコミュニケーションをとる」これは、コトバでは教えられても実際の行動をとれるって、なかなかツワモノではないか、とちょっと笑えました。


大勢とは違う選択をしているけれど

大勢がしていることをしないのは、
手間もかかりますし、コスパは悪いです。

でも
わたしが当たり前だと思ってきたことを
ことごとく崩してくれる子ちゃまめは、
コスパをときどきしか享受しなくても、
瞬間風速的に、トップと雑談する、
みたいな荒業をしているようです。

「常識とは18歳までに身に付けた
 偏見のコレクションである」

とはアインシュタインのコトバ。

わたしは自分がコレクションしていたことすら気づいていなかったものを、
いちいち取り出し並べ直してる
そんな感じです。
まだまだこの作業は続きそうです。

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