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ローマ滞在記

2019年、6月。それはそれは、暑かった。
折しも記録的な熱波が到来していた時期である。

wikiにもなっている。

https://en.wikipedia.org/wiki/July_2019_European_heat_wave

日中は40度近い気温になるという状態だった。
アフリカ大陸から気流が押し寄せており、日陰にいても結構な熱を感じる。
ローマでの救いは、選んだ宿が地下にあったため、涼しかったということである。暑すぎてとても観光できるものではなかったから、ほとんど宿にこもって仕事をしていた。

それでも頑張って、行けるところは早朝に見て回ったりした。

以前ベネチアに行った私は、イタリアにきらびやかなイメージを抱いていた。ローマと言えば、歴史的な建造物がたくさんあり、ローマの休日やジョジョの奇妙な冒険で見られるような美しい建造物が溢れている...

まあ、結果的に言えば、あながち間違ってもいないが、イメージはしょせんイメージである。綺麗でもあり、汚くもある。現実とはそんなもんである。しかし、撮りためて見た写真を見ると、これがきれいに写っているので、写真の力というのはすごいなと思う次第である。

ローマのシンボルのようになっているコロッセオ。

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まず、チケットを買うのに一苦労する。オンラインで予約すれば良いのだが、とりあえず買えるだろうと思って販売所に行くと、チケットを買うのに1時間近くかかる。ちなみに日陰などなく、朝8時半といえど日差しは非常に強く、ジリジリと肌が焼かれる。
夏に行くのなら、日焼け止めか、できれば日傘があると良い。
そうして苦労してチケットを買うじゃろ。時間指定があるのじゃ。何時までに入場しろというやつで、行って見るじゃろ。するとじゃな、待ち時間最低2時間とか言われるわけじゃ。んで、マジかよという顔をすると、団体ツアーガイドに金を払えば、30分で入れると言われる。追加料金40ユーロほど。
なお、追加料金を払わないと、コロッセオの上の方にしか行けない。

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同じチケット販売所でローマンフォーラムという遺跡群のチケットもセットで買えるが、コロッセオで憔悴した私は、一度帰ってから行くことにした。その道すがら、チケットを紛失してしまった。結局行けなかった。

有名な場所には常に人だかりができている。逆に、空いているところは非常に空いている。国立博物館はほとんど人がいなかった。集会所のような場所が展示物として残してあり、建造物のスケールの多さや、悠久の歴史といった、そんなロマンぽい感覚をゆっくり味わうことが出来る。騒がしいとこうは行かない。待ち時間もなく、しずかで、非常に快適であった。

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こういうがらんとした場所で、ノスタルジーに浸りながら、ゆっくりしていた。にしても、建造物がでかい。空間の感覚が、現代人よりも遥かに広かったようである。石造りでよくここまで巨大なものを、遺せたよなあと普通に驚く。

街を歩いていると、古いローマ時代の建造物がゴロゴロとそのまま残されているかと思えば、その中を近代的な道路や、13~18世紀風の建造物だったり、

暑いからなのか、それとも単にそういうライフスタイルなのか、レストランのよるの営業時間の開始時刻が遅めのお店が目立った。特に人気店なんかがそうで、営業時間を増やしてまで頑張るつもりがないようである。
なお、食事のクオリティは、ピンきりである。不味いのはとことん不味い。サイゼのほうが美味しいというのは、ハズレを引くと納得できる。

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↑カルボナーラ。ローマの料理は大体塩味が濃い目である。これは美味しかった。ふりかけのような感じでパルメジャーノを掛けて食べた。お酒が恋しくなる味。
お酒といえば、ワイン大国であり、水のように安く飲める。食事はお酒とセットで考えられているから、ワインと一緒に飲むことでぐっと味わい深くなる。
お菓子もエスプレッソやカプチーノなんかとセットで考えられているから、めちゃくちゃ甘くて濃厚である。以下の写真はパンナコッタ。濃厚と言っておきながら、こいつは意外と甘さ控えめで非常に食べやすかった。

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イタリアのカフェは大体こんな感じで、スイーツやサンドウィッチがガラスのショーケースに入っており、そこで注文したり、立ちのみしたりする。

飲食店はかなりリーズナブルという印象だった。高級なものはとことん高級なのだろうが、ランチは1食10ユーロ前後、カフェに至っては一杯1.5ユーロ程度で飲むことが出来る。

まあ、住めるかどうかで言えば、住めないことはない。公共交通機関もあるにはある。ただ、望んだ場所まで行けるかというと、別。スーパーは割と充実している方ではある。でも外食が結構安いので、自炊する必要はあまりないかも。
ネット環境が非常に悪かったのが印象的である。

また行きたいかといえば、割ともうお腹いっぱいかなと言う感じ。


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