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【抵抗とは?】マジ素人向け電気の勉強をゼロから教える_2

まいど!

理系大学院卒現役エンジニア
兼フィットネストレーナー

サイバーサイエンスTAMOです。


前回の記事では電圧と電流が一体何者なのか説明しました。

電気の世界では超重要ヒーローTOP3が存在します。

このTOP3の中の2つが電圧電流です。

そしてもう一つが抵抗です。

電圧、電流、抵抗

こいつらは超絶仲良しで、
どれか1つでもなくなると電気の世界は成り立ちません。

なので電気に興味をもっていただいた皆さん、
少しでも電気に詳しくなりたいならこの3つをマスターしましょう!

逆に言うと、この3つを理解すれば
電気の世界はマスターできます。

ぶっちゃけなんでも分かっちゃいます!

ということで残るひとつ、抵抗についてマスターしていきましょう!


まず皆さんに質問です。

電気ってどういったところに流れていますか?

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ハイ、こういったところに流れてますよね

では具体的にどれくらいの量の電気が流れていると思いますか?

というかそもそも電気の流れる量(電流)は誰が決めていますか?

答えは電圧と抵抗です。

ほぅ、わかったようでわかっていない。

そんな感想が全米から聞こえてきそうです。

電流が電線の中を通るイメージはなんとなくわかってる!
電圧はバッテリーから発生していることもなんとなくわかってる!

でも
抵抗っていったい何者で、
抵抗ってどこにあるの?

ここっすよね!

超絶もやもやしますよね!

スッキリしていきましょう!

電気でいきなり考えるからムズイんすよ。

水で考えましょう。

蛇口!

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捻れば水でてきますよね!

捻れば捻るだけどんどんでてきますよね!

これどうなっているのでしょう?


仕組みは簡単です。

レバーの先にボルトのような物がついていてこれがゲートのようになっています。

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コイツが上がれば水の通り道は広くなります。

この仕組みを利用して水の量を調節しています。

つまり、このゲートは水にとって抵抗の役割をはたしています。
水の通り道を妨害しているんですね。

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水の流れる量(水流)を妨げる抵抗はレバーのゲートだということがわかりました。
抵抗の役割を果たす物はもう1つあります。
水道管です。

ゲートは完全に開放状態にすると確かに水はたくさん出てきますが、
それ以上の勢いで出そうとすると、
水道管の太さをもっと太くする必要があります。
ということは水道管の太さも水流を制限する抵抗の役割を果たします。
ストロー並に細い水道管ならちょろちょろっとしかでてこないですよね。

ということで水流を妨害する抵抗は
レバーのゲートと水道管

ということになり、
抵抗が大きいと水量は少なくなり
抵抗が小さいと水量が多くなります。


さて、電気に戻りましょう。
電気の流れる量(電流)を妨げる抵抗は
スマホの中にある半導体と充電ケーブルです。

半導体とか難しい言葉出すんじゃねぇよというクレームが
東京タワーの屋上から聞こえてきそうですが、
水道でいうレバーのゲートのようなものがスマホの中に入っています。
この半導体が電流を調整しています。

半導体が何か知りたい方はこちらの記事をどうぞ

【この記事は近日公開予定】

電流がバッテリーからドバドバ流れるとそれだけ速く充電完了しますが、
あまりにもドバドバ流れると、勢いが強すぎてスマホがぶっ壊れちゃうんですよね!

たまにバッテリーが発火したというニュースを見かけますが、
これは抵抗の役割を果たすゲートがうまく機能せず、
大量に電流を流してしまうからです。

電気の充電ってなんだか一瞬で終わりそうなのに
スマホの充電が数十分もかかるのはこれが理由です。

わかってあげてください。
皆さんのスマホを守っている半導体が中にあるからです。

さて、もう一つ!
充電ケーブルも抵抗になります。
これは水道管と同じ原理です。
細いとそれだけ抵抗が大きくなります。

ということで、
電気の世界で言う抵抗は
動かす装置の中や、装置に届けるためのケーブルなどに存在する。
ということになります。

抵抗の単位はΩ(オーム)です。
10Ωより50Ωの方が抵抗が大きいことを意味します。
10Ωって感覚的にどれくらい流れにくいんだよ!
というギモンが浮かび上がるかと思いますが、
それについては以下の記事で説明します。

【この記事は近日公開予定】

それ以外はだいたいわかっていただけましたかね?

分かった!

という声が水道管から聞こえてくることを願っています。

では良い1日を!


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