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ヨーロッパ的な本

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私の主観なのですが、ヨーロッパ的な本を集めました。
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#ソ連

予想を完全に覆す結末に衝撃を受ける「NSA」

<SF(7歩目)> 予定調和型のアメリカ・日本的でなく、ヨーロッパ的な結末に衝撃を受ける…

読書ノーツ
6か月前
17

手に取ってみたら「愛(love)」が大量に入っていた「希望のかたわれ」

<文学(75歩目)> ちょっとマイナーなドイツのミステリー文学。ウクライナとヨーロッパの…

読書ノーツ
2か月前
9

故国喪失者の諦観「果てしなき逃亡」

<文学(66歩目)> 運命の中で、頑張ってみたけれど。自分の居場所を見失った時に。 果て…

読書ノーツ
2か月前
8

アウシュビッツからの帰還記「休戦」

<文学(65歩目)> アウシュビッツから奇跡的に生還できたレーヴィさんの帰還記から、生き…

読書ノーツ
2か月前
14

戦争は、子どもたちから「子ども時代」を奪ってしまう「ボタン穴から見た戦争」

<文学(52歩目)> ベラルーシから、あまりの「理不尽」は子どもたちから「子ども時代」を…

読書ノーツ
3か月前
11

良質なタイムトリップ「嘘と正典」

若いみずみずしい才能により、良質なトリップを楽しむ。 嘘と正典 小川 哲 (著) 早川書房 「…

読書ノーツ
4か月前
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軽い「愛(love)」と重い「愛(love)」「存在の耐えられない軽さ」

<文学(40歩目)> 母語を乗り越えた作家から、「愛(love)」の重さと軽さを学ぶ。 存在の耐えられない軽さ ミラン・クンデラ (著), 千野 栄一 (翻訳) 集英社 「40歩目」はチェコスロバキアから亡命されたミラン・クンデラさんの代表作。 クンデラさんは、既にチェコスロバキア時代から作家としての地位を確立されていた作家です。 しかし、フランスに亡命して9年目の作品でもあり、「クンデラさん、すごい言語習得力!」と思いました。 「39歩目」で紹介したアゴタ・クリス

人間の救済を考えるSF「ブロの道: 氷三部作1 (氷三部作 1)」

<SF(39歩目)> 100年以上前の「ツングース大爆発(シベリアに隕石が落下した)」か…

読書ノーツ
4か月前
9

生まれながらの言語ではない表現「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」

<文学(39歩目)> 生まれながらの言語で表現できなかった作家の作品から、才能の発掘方法…

読書ノーツ
4か月前
20

20世紀の陰「トレブリンカの地獄」

<文学(38歩目)> ジャーナリストの視点でのアウシュビッツ(ドイツによるユダヤ人迫害)…

読書ノーツ
4か月前
9

旧ソ連からの正統派SF「ドウエル教授の首」

<SF(35歩目)> 100年前のソ連からの正統派SFエンターテインメント作品を楽しむ。 …

読書ノーツ
4か月前
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