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ヨーロッパ的な本

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私の主観なのですが、ヨーロッパ的な本を集めました。
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#ナチス

予想を完全に覆す結末に衝撃を受ける「NSA」

<SF(7歩目)> 予定調和型のアメリカ・日本的でなく、ヨーロッパ的な結末に衝撃を受ける…

読書ノーツ
6か月前
17

空前の悪に対して命をかけた小さな抵抗「ベルリンに一人死す」

<文学(88歩目)> 空前の悪に対して命をかけた小さな抵抗から、21世紀を生きる私たちに…

読書ノーツ
1か月前
11

法哲学や歴史を学ぶ「珈琲と煙草」

<文学(84歩目)> フェルディナント・フォン・シーラッハのエッセイは法哲学や歴史を学べ…

読書ノーツ
1か月前
27

戦争犯罪の総括のしかた「コリーニ事件」

<文学(83歩目)> 戦争犯罪の総括のしかたを研ぎ澄まされた小説から学ぶ。 コリーニ事件 …

読書ノーツ
1か月前
12

この短篇集は現代の日本に読み替えると、問題点が見えてきます「聖なる酔っぱらいの伝…

<文学(67歩目)> わたしたちは「聖なる酔っぱらい」ではありません。(笑) 聖なる酔っ…

読書ノーツ
2か月前
6

良質なタイムトリップ「嘘と正典」

若いみずみずしい才能により、良質なトリップを楽しむ。 嘘と正典 小川 哲 (著) 早川書房 「…

読書ノーツ
4か月前
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20世紀の陰「トレブリンカの地獄」

<文学(38歩目)> ジャーナリストの視点でのアウシュビッツ(ドイツによるユダヤ人迫害)にかかわるルポルタージュや、ポグロム(ロシアによるユダヤ人迫害)の実態を読み込む。 トレブリンカの地獄――ワシーリー・グロスマン前期作品集 ワシーリー・グロスマン (著), 赤尾 光春 (翻訳), 中村 唯史 (翻訳) みすず書房 「38歩目」はワシーリー・グロスマンさんというジャーナリスト・作家のルポルタージュの短篇集です。 それぞれは、短篇なので読みやすい。且つ、研ぎ澄まされた才能

究極の「ヤバい人」の登場を学ぶ「帰ってきたヒトラー」

<文学(21歩目)> 「責任を取る」って待ち望むことばですが、「他者を考える思考」が無い…

読書ノーツ
5か月前
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