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1年間のレンタル移籍が終了!(365日後にクルマ業界に帰る太田のnote(残り0日))

2022年1月よりクルマ業界からローンディールという仕組みを活用してレンタル移籍していた太田です!1年間のレンタル移籍を終えた今の心境を書いていきます。

感謝
今年は人の優しさに感謝した一年でした。感謝のエピソードを2つ紹介させて頂きます。
昨年CyberneXへ移籍が決まった直後の年末年始、私はとても不安な気持ちでいっぱいでした。新しいことが出来るワクワク感はなく、
「私は移籍先で何が出来るのだろうか?」という気持ちです。
スタートアップ企業について調べていくうちに分かってきたことは、専門スキルを極めた人々が集まる職場だということ。私には即戦力となりそうなスキルや経験があるわけではありません。そんなスタートアップ企業へ異業務異業種の出身者(クルマ業界で10年)が飛び込むなんて無謀過ぎたのではないだろうか。
そんな何が出来るか未知数である私を「熱意」があるという理由だけで受け入れてくださったのがCyberneXでした。これが最初の感謝です。

移籍してからはCyberneXの一員として早く認めてもらおうと思い、真摯さ、愚直さ、健康には特に気を付けてきました。
春ごろ、会社としてリラクゼーションサロン(※XHOLOS麻布広尾)を開業することになり、私は我先に東京都内のサロンを周りました。開発メンバーの多くはリラクゼーションサロンに行ったことが無かったので、自分のサロン体験をフィードバックしてサービス開発に活かせると考えたからです。その結果、社内の実験でセラピスト役(マッサージ師)をやれたことも良い思い出です。
社内にとって「必要なピース」は、自分で探そうと思い立って自分一人で見つけたものではないと思っています。私が仲間と馴染んでいった、その先に自然と存在したようなものでした。仲間が私に出来る役割や舞台を与えてくれたものであると思っています。
これが二つ目の感謝です。

学びと気付き
私がこの一年で最も学びと気付きになったことは以下の二つです。
・適材適所、人間尊重!
・今あるリソースを活かしてやれることは無限大!

言語化してみると、当初レンタル移籍で得られると想定していたこと以上に視野が広がったと思っています。
移籍前は、「座学だけでは得られないビジネス経験ができる」くらいの解像度で考えていました。移籍を終えた今、自分は「仲間とのやりとりする中で学んでいく」ことに価値を感じています。ビジネススキル以上に人との関わり方、人としての生き方を学びました。
パズルのピースを組織に例えるならば、ピース自らが考えて空いている場所を探し、そこに嵌まりに行ける環境があること(適材適所)。各ピースがどこに嵌まったら良いか、分かりやすく導いてあげる人がいること(人間尊重)。これが出来る組織は強いと思います。
ブロックパズルであれば、ピースの組み合わせ次第で、どんなカタチにもなれます。可能性は無限大です。去年までブレインテックの研究開発集団であったCyberneXがリラクゼーションサロン事業を始めることになるとは、誰が想像していたでしょうか。


脳波の測定による楽曲提供サービス「NEUROTONE」にプロジェクトマネジャーとして携わる
(ベントレー様の北青山にあるポップアップショールームにて)


私にとっての最後のデモンストレーション。見せられるプロダクトが一年でこんなに進化したことに感慨に浸る(Well-BeingX Conference Day 2022にて)


送別会のワンシーン(感謝感激雨あられ)


■涙
年末に送別会を開いていただきました。
送別会では思わず涙してしまいました。一年間の張りつめた緊張からの解放から出た涙でもなく、歳を取ったから涙もろくなった訳でもありません。CyberneXメンバーの優しさに感動したのです。この涙はCyberneXの一員として真剣に頑張れた宝だと思っています。

最後に一言
 ” レンタル移籍は、自分の真価が問われる場!”
リアルな現場でもまれ、身に付くものは多いです。「考える」よりも「感じる」、それが行動に繋がります。人はワインと違って、樽の中で時が過ぎるのを待っていても熟成しません。人は外に出てこそ成長するものです。自分で自分の強さ弱さに気付く機会を作る必要があると思います。誰かに教わるものではありません。だから、レンタル移籍はおすすめです!

「365日後にクルマ業界に帰る太田のnote」は最終回になります。
皆さん有難うございました。


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