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退職とこれからやりたいこと

退職の理由


 私はかねてから2020年東京五輪パラリンピックまで全力で走り、その後はWLBも含めて、やりたいことや仕事の環境を考え直そうと思っていました。(スポーツに異動したときから東京大会は決まっていましたので)

 私は、記者という仕事を選んだときは、「お金を稼がない」「信頼関係を構築して、一次情報をとる」「公共性に資する」この仕事の特性に魅力を感じていましたが、
次第にキャリアを重ねるにつれて、「お金を稼ぐこと」の難しさや大切さを周りの友人などから学び、自分もいつかはビジネスに身を投じて、取材力+「お金」のことが分かる人材になりたいと感じていました。

 また、大津に行ってからは、山や湖といった自然が近い環境で暮らすようになり、趣味である自転車や登山を楽しむ時間が多くなりました。
趣味を通してつながりも増え、次第にこうした趣味を仕事にしたいと漠然と思うようになりました。
 昨年、大学時代の友人から連絡をもらって私に合いそうな会社があるということで、役員の方をご紹介いただきました。(ちなみにその方も大学の先輩でした)
ちなみにその会社は、アウトドア雑誌を発行していた部門を、投資会社が数年前に買収して、コンテンツを使ったソリューションビジネスやIPビジネスを展開しているところです。

具体的には
①山や自転車雑誌のファンを巻き込んだコミュニティー運営
②地域のフィールドを生かす企業や自治体のコンサル
③自己の経験を生かした情報発信
④オリジナル、コラボグッズ通販、
⑤ウェブサイトのブランド確立や収益化 などとなるでしょうか。
なんでもやっていくことになりそうです(100人ほどの会社なので)
https://peacs.net/
https://peacs.net/brands/

登山をされる方にはおなじみの北アルプスを挟んで松本と高山をつなぐ「北アルプストラバースルート」といった取り組みも始まっています。
https://funq.jp/randonnee/article/869643/

・メディアの経験を使ってウェブサービスを展開できる。
・自転車や登山の魅力を多方面に発信できる
・ビジネスの企画力が身につく(というか求められる)

こうしたことは、まさに今の自分の「やりたいこと」であると感じました。
また、先方からお話をいただいた際に、給与面や退職時期など私から提示させていただいた基本的な条件もクリアしたのが大きかったです。
退職時期は、統一地方選後、もしくは夏の異動のタイミングまで待ってくれるという条件をのんでもらいました。

 私のキャリア全体を考えたときに、たとえ不安定な環境となってもチャレンジすることが大事だと思いましたし、
 ましてやこれだけ条件が重なり、好きなことを仕事にできる機会は人生にそうないと感じています。
様々な縁もあって、思い切って飛び込むことにした次第です。(7月17日退職の予定です)

NHKのスポーツ報道の仕事は、とてもやりがいのある仕事でした。


 海外取材にも多く行かせていただき、特にサッカー取材は大好きな仕事でした。(担当になるまでサッカーは実はあまり興味がありませんでした)
選手たちは世界の舞台で、言語も違う中、生活から順応していく必要があり、短い競技人生で結果を残すには多くの困難を乗り越えた上に、幸運が必要です。
また、ヨーロッパでのサッカーは現地の労働者の人生そのものとなっているほか、社交やビジネスの場にもなっていた事にも驚きました。
ワールドカップの現場に行けなかったのだけが心残りです。

 スポーツ取材はそれだけ自分にとって大切な仕事であり、体が2つあれば続けていきたいくらいです。
 これまでお世話になった全ての方に感謝しかありません。ありがとうございました。

こんな講座受けてました

ビジネス未経験の弱さを埋めるため、企画力を向上させようとある講座を受けていました。その「編集スパルタ塾」に関するnoteは下のマガジンから。


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