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【つくば霞ヶ浦りんりんロード】モニターツアー石岡〜恋瀬川〜霞ヶ浦〜土浦

2023年2月17日、茨城県による「つくば霞ヶ浦りんりんロードの国内外国内モニターツアー」に参加してきた。今回はその模様をレポートしよう。

りんりんロードがまだ整備され出す前から、よく訪れるサイクリングルートの一つであった「つくばりんりんロード」(桜川自転車道路)。2017年ごろから自転車施策が計画されだし、翌年から自転車活用推進計画として本格的に施策が始まると、筑波山と霞ヶ浦エリアを中心に、サイクリングの環境整備が急速に進んで行った。2018年3月にはプレイアトレ土浦が開業し、2020年にはBEB5土浦(ホテル)など、過去に例を見ない自転車を全面に打ち出した駅ビル商業施設へと進化してきた。同ビルの「りんりんスクエア」、クルマでアクセスしやすい「りんりんポート」などわずか3年ほどの短期間で周辺環境が整っていった。


2019年11月7日には、全国初のナショナルサイクルルート(NCR)のひとつに選定され、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」として総全長178kmのサイクリングロードが誕生した。
当時、祝賀記念会に参加した時の様子がこちら。

NCR以前から数えきれなほどの現地取材を通してメディア発信をしてきた茨城県。よく知るエリアに新たな発見や出会いはあるだろうか。その辺りも楽しみにしながらツアーに参加した。

今回の出発の起点は、霞ヶ浦の北側に位置する石岡市。前日からモニターツアーは実施されていたので、土浦ではなく石岡にあるサイクリストに優しい宿「HOTEL SOSHA」に前泊。ソーシャさんは、サイクルラック設置のところからご一緒したホテルさんなので思い入れもあったりする。

当日のルートは、ホテルから恋瀬川サイクリングロードに入って霞ヶ浦へ。湖沿いをしばらく走ったのち、内陸に移動して土浦駅を目指す全長40km少々のルートが計画された。

今回は、ブリヂストンサイクルのスタッフがサポートに入り、万全の体制でツアーが行われた。バイクは、イチオシの電動アシスト付きのクロスバイク「TB1e」。パワフルなアシスト力と扱いやすい操作性が特徴のツーリズム系サイクリングにはもってこいの高性能クロスバイクと言える。

石岡市中心から霞ヶ浦まではやや距離があるが、恋瀬川サイクリングロードが整備されているから快適に霞ヶ浦にでられる。現在、一部区間が工事中のため迂回路が用意されたりしているが、このルートは、常陸風土記の丘(大獅子舞があるところ)など特に春の時期は美しい自然の中のサイクリングを楽しめるエリアだ。

霞ヶ浦沿いは、矢羽や案内標識が安心ナビゲートしてくれる。信号がないストレスフリーな爽快なサイクリングを楽しめるだろう。

今回初めて訪れた「富士見塚古墳公園」。想像以上のスケールの大きさを楽しめたり、何より古墳の上から霞ヶ浦を一望できるロケーションが素晴らしい。サイクリングの立ち寄りスポットとしてもおすすめだ。


茨城県内を中心に展開する焼き芋店「かいつか」(蔵出し焼き芋かいつか)。実は地元にもあってよく食べている。この本店がかすみがうら市にある。焼き芋はもちろん、干し芋、芋を使ったスイーツなどもあって、サイクリングの立ち寄りカフェとしても注目。昨年末にはつくば市内にある店舗もとある企画で取材していた。

かすみがうら市から土浦へと通る国道354はトラックなど交通量が多め。快適すぎる霞ヶ浦沿いに慣れていると、やや走行環境はよろしくない。かいつか、サンパタータなど焼き芋店もある道なのでサクリングルートとして悪くないが、安全性を優先するなら、この区間はやはり霞ヶ浦に沿って土浦へ向かうのがベターだろう。霞ヶ浦沿いには「かすみキッチン」など定番の休憩カフェレストランもある。

ランチは、国産高級牛の地元「霞浦牛」(かほぎゅう)も食できる「Ks.Village」(ケーズビレッジ)。豊富な種類のお肉を使ったボリューム満点のランチをいただいた。当然、こちらもサイクルラック(バイシクルスタンド)が設置されている。

県道197号に入って、いちご狩り農園へ。どんな土地であっても、いちご狩りがツアーに入っているだけでテンションが上がるのは間違いない。サイクリングとの相性はとても良いだろう。お店の名前「ケロケロ」とは、「また帰ってくる」「帰ってきてね」というような思いが込められているうようで、カエルと関係があるわけではないらしい。

ケロケロ農園から南下する最近整備されたと思われる道路は、日本の道路のモデルとなる作り。
歩道と分離して、自転車専用道、自動車道が整備されており、自転車専用道は十分な道幅が確保された設計になっている。当然ながら走りやすい区間であった。

ツアーの魅力を高めるルートプランのポイントとしては、県道、国道を極力避けていただくという点だけでなく、ツアーでなければなかなか走らない「一本裏の道」があると楽しくなる。そういう点で、このレンコン畑の中を走る農道区間は良かった。しかも、茨城の特産物を発信する意味でも良いチョイスであったと感じた。

こちらは、和菓子屋「志ち乃」。栗、いちご、キウイ、モンブラン味など豊富な種類のどら焼きは大人気。プレイアトレにもお店が入っているので、土浦駅を利用する場合は帰り際にお土産としておすすめ。


りんりんロードを筑波山方面に走ったとことにあり、土浦駅から程近い「ミルク工房もりや」の「のむヨーグルト」。超絶濃厚な味わいはここでしか味わえないだろう。工場のような外観なので、知る人ぞ知る感があるが、立ち寄れば試飲、購入できるので是非。サイクルラックが設置され、サイクルサポートステーションに指定されている。


ゴールは土浦駅。茨城サイクリングのゲートウェイの一つ。プレイアトレ土浦が入っている駅ビルには、1F(地上階)自転車専門店「ル・サイク」とB1に駐輪施設が入っている「りんりんスクエア」。改札階にあたる2Fには、かいつかや志ち乃など人気店が入る。BEB5土浦も改札フロア直結。

土浦駅でゴールとなった今回のモニターツアー。距離40kmの中で盛りだくさんの立ち寄りスポットを経由しつつ、しっかり走れる区間もあり、バランスの取れたツアープランであったと思う。

こうした経験を今回だけの発信だけにとどめず、次回以降の他の取材やサイクルツーリズムの情報発信の糧として、一面的で主観的にならず、多角的で客観的な価値ある情報として発信を続けていければと考えている。

今回のツアーをご一緒しました皆様、ありがとうございました。
またどこかで。

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