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Mykinsoラボ

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Mykinsoラボ(マイキンソーラボ)は専門家がつくる腸内細菌叢(腸内フローラ)に特化したメディアです。
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記事一覧

【論文紹介】帝王切開でも自然分娩に近い腸内細菌叢は手に入る——それは経口糞便移植

赤ちゃんは、自然分娩時に母親から細菌叢を獲得します。しかし、帝王切開で生まれた場合はその…

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【論文紹介】ヒトの腸内細菌が血中の免疫細胞動態と関連する

腸内細菌叢は、哺乳類の免疫系の発達や維持に重要な役割を果たしています。炎症性疾患や免疫疾…

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なぜ魚類で腸内細菌叢の研究をするのか?

病気を予防し、健康な体を維持するために、プロバイオティクスで腸内細菌叢を整えることは、医…

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【論文紹介】スタチン内服と腸内細菌叢の構成タイプが関連する

ヒトの腸内細菌叢は500から1000菌種にも上り、それらが互いの代謝物を介して複雑な代謝系を構…

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【論文紹介】ヒトの唾液アミラーゼの遺伝子の"数"によって口腔・腸内細菌の構成や機能…

論文のハイライト ・唾液アミラーゼ遺伝子AMY1のコピー数多型は唾液アミラーゼの産生量に関連…

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【論文紹介】腸内細菌移植が自閉症症状を長期的に改善する可能性がある

腸内細菌叢を移植する療法の長期フォローアップにより、新たな自閉症治療の可能性が見えてきま…

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【論文紹介】糞便移植術への新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックは、多方面に甚大な影響をもたらしています。医療現場では急を要しない検査や治療が延期され、限りある医療資源を新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)対策に重点的に配置しています。また院内感染が大きなクラスターとなり得るため、医療現場では様々な予防措置が取られています。 移植治療においても、感染予防は重要なポイントです。ドナーから採取した細胞や組織などをレシピエントに移植する治療では、ドナー細胞(組織)の安全性の担