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税務調査、悪夢の4か月間【第1話】

税務調査、悪夢の4か月間

目次
1、突然の税務署からの連絡
2、税務職員襲来
3、職員にブチ切れ!
4、どん底まで落ちて人の【本質】が見える
5、元嫁から500万、涙が止まらなくなる。
6、税務調査振り返って思うこと

【1、突然の税務署からの連絡】

2023年9月末 午前9時ころ
いきなり税務署から電話が入る。

「南税務署の○○です。今回、税務調査の対象となりましたのでご協力お願いします。」

自分は一瞬、「??? なんのことだ??」
初めてのことだったので何が何だか分からなかった。

帳簿の確認にでもくんのか?
そう軽く考えていたのだ

このとき、これから始まろうとする地獄をまだ知らなかった。

その後ネットで色々と調べてるうちに段々と
この調査は最悪のものだと築いてくる

ちょうど周りの個物市場の仲間の数名が、
過去、税務調査に引っかかっていて
めちゃくちゃやられたとか、1000万取られたとか

ものすごく嫌な情報しか入ってこない。
税務署って結構個人も見てるんだな、ってそこで知った。

それから4か月間の間毎日
「自分はどのくらい徴収されるのかと」
不安な日々を過ごすことになった。

まあでも自分の人生を振り返ると
ハイリスクな人生だったって感じてるんだよね。

とにかくお金!金、金、金。現金ためて不動産買い増して
家賃収入で不労所得やっ!

毎日そんなことばかり考えていた。

税金なんて適当にそれなりに収めていればいい。

このの売り上げは入れなくても税務署なんかくるわけがない。

だから気にせずとにかく現金を手に不動産を買え。
↑↑
もう1人の自分がずっとそう問いかけてた。

税務調査なんて法人化した金持ってる社長にしかこない。
そんなことを思っていた。
今思えば、なんてリスキーな事してたんだっておもうよね(笑)

【2、税務職員襲来】

2023年 10月3日 午前10時

南税務署からスーツをビシッと決めた2人の男が自宅に来る

一人は20代の若いやつでもう1人が
俺と同い年の43歳のできる風のサラリーマンって感じの人だった
一気に緊張感が増し、顔が青ざめる。

税務職員
「それでは税務調査の方はじめさせていただきます。緊張なさらずにリラックスして大丈夫ですよ」

終始、優しい口調で問いかけられるので逆に気持ちが悪くなった。

午前中は雑談だった。たわいもない世間話や趣味など色々と私生活のことも聞かれた。

趣味の事をきかれ
フットサルと答えて、いつからやっていて週に何回やってるとか
なんか自分がしゃべるたびにメモを取る姿を見て変なことは言えないな、
と思い、あとは散歩してますとか適当なこと言ってやった。

午前が終わり税務署の人達も一旦昼休憩にはいる。

自分も休憩に入り不安な時間を過ごす、もちろん緊張でメシなんて食えるはずがない。

13時10分ころ税務署の人がかえって来た。

若い方の奴が
「そこにあるラーメン食べてきました、美味しかったです。」

なんなんこいつ?こっちの気持ちも考えろよ。

その時は心にも余裕がなく、「のんきにラーメン食べやがってクッソ!」

そんな事を思ってムカついていた。それだけシビヤになってたってことだ。

自宅に来て調査されたのは3日間、その間に過去何年分、未納の不正があったか
とことん調べ詰められた。

結果的に、最初は過去3年分の税務調査だったが、
悪質とみなされ過去7年分の税務調査になった。

この時は人生詰んだかも!?って思っって絶望的だった。

【3、職員にブチ切れ!】

資料を提出して
そこからまた調査が始まる

1週間に1~2度税務署から連絡が入る。それもマジストレスだった。

「この月のこの売上はどうなってんすか?」
「この年の経費の根拠はどこにあるんですかね?」

そんなことを毎回聞かれるもんだから、ヒア汗もんですよ。

声も震えるし、7年前の事なんて覚えてもいないからね。

電話が鳴るのも怖いし、鳴らない間も「どうなってんだろう」と常に不安がまとわりつく。

今もそうだけど、スマホの着信音鳴るだけでビクッてなるようになったよ(笑)

自分もこんな日々はもう勘弁と思い
税務署の人に聞いてみました。
「あとどれくらいかかりますか?」

「まあ11月末までおわらせますね」

そんな回答が返ってきたので
まあ、あとこれくらい我慢すれば税務調査おわるんだ。
と、少しだけ前向きになれた気がした。

11月最後の週

「そろそろ連絡がくるか」

そう思って日々を過ごしていたが、11月30日になっても連絡がない。
翌日12月1日こちらから税務署に問い合わせてみる。

「税務調査きのうまでの予定でしたがどうなってます?」

「あー、ちょっと今混んでまして・・・あ、じゃあもう一度お聞きしたい事がありましたので
一度自宅でお話しをお聞きしたいので・・お時間都合つく日ありますか?」

そんな感じで
こっちが連絡してやっと重い腰を上げてるようだった。

いやいやいやまてよとっ、てゆうか、どうなったか連絡くらいよこせよ!

11月いっぱいって言ったんだからまもれよ!

遅れるなら今どんな状態でどこまで進んでいて

この売上、経費がわからないので聞きたいとか。

連絡よこせよ

こっちは税務調査始まってから1日たりとも忘れてなんかいないんだよ。

なんなら15分起きに思い出して不安になったりしてる。

それをなんだよ忘れてたって 

しかも自宅にくるとか近所の目も気になるから嫌なんだよ

こっちが直接あんたのとこまで行くわ クソが!

今まで我慢していた心のキャパシティーがいっぱいになって
思ったことをすべて吐き出してしまった。

なんかスッキリした。

【4、どん底まで落ちて人の【本質】が見える】

税務調査開始から2か月くらい立って
少しだけど周りの人に今回の事を話せるようになった。

・笑う人
・親身になって聞いてくれる人
・経験談を話してくれる人
・馬鹿にする人
・心配する人
・お金貸してくれようとする人
・叱ってくれる人
・無関心な人

困っている自分を見て人それぞれの対応が違う事に驚いた。

当然暖かい言葉をかけてくれるんだろう。
やさしくしてくれるんだろう。

そう思っていた。

けど、
そうじゃない心無い言葉を浴びせてくる
なんて一部例外もあったりして、

相手の本当の気持ちと、自分が思っていた相手の性格や気持。

それって、結構、乖離があるなっておもった。

この人意外と自分に興味なかったんだなあ、とか

この人めちゃくちゃ親身に聞いてくれる。とか

人の【本質】が見えるようになってきた。

本当に辛いとき、
手を差し伸べてくれる人

↑↑
こーゆー人と一生付き合って大事にしていく

そう思えるようになっって
大事にしていく仲間が明確になった。

【5、元嫁から500万、涙が止まらなくなる。】

実はゲキサカは2年前に離婚していて
毎月決まった額の養育費を振り込んでいた。

結果720万という大金を支払う羽目になり

養育費は子供が学生の期間支払うという誓約書を作っていて
それは何が何でも最後まで払っていくつもりだが、

それ以外にかかる大学の入学費などは
これから先お金を出せそうになかったので

元嫁に伝えようと本当は嫌だが
勇気を振り絞って連絡してみた。

ゲキサカ
「いや~、うち税務調査はいっちゃってさー
かなりの金額を今後払い続けていかなきゃいけないんだよねー
だから娘には大学諦めてもらうしかないんだよ、ごめんね」

元嫁
「いくら?20万くらいだったらいいよ、貸してあげるよ」

いや、全然たりない・・でも気持ちは嬉しいかった。

ゲキサカ
「ありがとう、でも720万なんだよ、救いようないよね・・・」

元嫁
「想像をはるかに超えてきた!大変だったね。
500万なら貸してあげるよ」

ゲキサカ
「なに?なに言ってんの?いいよ、そんなにいいよ、そんなにもらえないよ」

元嫁
「いや、あげるんじゃなくって貸すんだからね(笑)」

別れた相手が手を差し伸べてくれるなんて想像もしてなかった。

そういえば元嫁って昔っから人の世話したり家族を大事にする性格だったなあ
って思いだす。

一緒に住んでいた頃はけむたく感じていたおせっかいも
今となっては本心から人に何かしてあげたいって思っての行動
だったんだと今さら築く。

と同時に、こんないい人をなんで手放してしまったのかと後悔した。
バカだよな自分。ほんとバカだ。

その後、子供の元気な姿が送られてくる

元嫁
「子供たちもきっとパパに頑張って貰いたいって思ってるよ。」

もう涙がとまらなかった。

元嫁の前で泣くなんてクソダサいよな俺。

【6、税務調査振り返って思うこと】

今までの人生
「これくらいいいっか」
↑↑
これの積み重ねで今回の結果を招いたんだとおもう。

今、目の前で起こっている事は
過去に自分がして来た甘えの結果だよね。

今の自分の状況はまさに「背水の陣」

もうやるしかない。

・やらない
・行動しない
・稼がない

↑↑
こうゆう選択肢がなくなった。

底辺からのぶち上げってことで

これから元気に復活する姿を見せていくので
応援してくれる人がいたらすごく嬉しいです。

いまこの状態の自分に声をかけてくれるなら
その人に事を一生忘れないだろう。

もし、同じように何かしら悩んでる人がいたら

自分のような借金を抱えても前を見て頑張ってる姿をみて

励みにしてほしい。

ここまで読んでくれたあなたに感謝してます。
ありがとう。

ではまた。2話につづく

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