安重根が安倍晋三を暗殺する歴史フィクションが大ウケ!? 韓国で読まれている“反日”本の中身を検証する!――やっぱり韓国人は日本が嫌い!?【1】

――日本に反韓、反中国本があふれているように、韓国にだって反日の本があふれている!? 伊藤博文を暗殺した安重根が現代によみがえって安倍晋三を射殺する!?日本が太平洋に沈んで跡形もなくなる!? 知られざる、韓国国内で読まれている“反日”本を、彼の地の出版事情と共にお届けいたします!

『日本はない』の邦訳版である『悲しい日本人』。1994年にたま出版より発売され、翌年、翌々年には続編も発売されている。

 韓国で出版されている「“反日”本」の実態に触れる前に、まず韓国出版業界の現状を俯瞰したい。結論からまず書くのであれば、韓国の出版業界もまた、世界各国の趨勢に漏れず不況に襲われている。

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