【エンタメ業界】はお先真っ暗!? 音楽不況に視聴率不振すべて妖怪のせいではない!

――年末を迎え、各企業の14年度第2四半期の連結業績が発表され始めた。本稿では、エンタメ、通信・IT、メディア、製造の”サイゾー的”要注目企業をチェックしていこう。

(絵/都築 潤)

↓ソニー
[連結売上高]7兆7672億円 [純利益]-1283億円[連結従業員数]140,900人
2014年度第2四半期決算において、現在までの売り上げ台数が約330万台と発表されたプレイステーション4。決して低い数字ではないが、純利益を補う数字とはならなかった模様。また、音楽事業部は今年4月に商号を変更。「エンタメといえばソニー」と称された企業は、迷走から抜け出せるか。

↓フジテレビ
[連結売上高]6421億円 [純利益]172億8200万円 [連結従業員数]1,377人

「振り向けばテレ東」と揶揄された振るわない視聴率、頼みの綱は人気ドラマの続編、局内社員の大異動、ヤラセ疑惑に誤報など、今年3月期決算では、在京民放キー局5社の中で唯一の減益となったフジテレビ。開局55周年を迎え、一時的に明るいニュースにも恵まれたが、再生の日はいつになるのやら。

↑エイベックス
[連結売上高]1569億3500万円[純利益]73億2,200万円 [連結従業員数]1,423人

音楽不況といわれてはや数年、そんな向かい風をものともしなかったのが、創業以来の最高益をたたき出したエイベックス。『アナと雪の女王』のサウンドトラックで潤う音楽事業のみならず、BeeTVをメインとした映像事業、今夏開催された『ULTRA JAPAN』といったライブ事業など、”思わぬヒット”と”手堅いヒット”をうまく両立させた。

↑レベルファイブ
[売上高]104億円(2011年発表) [純利益]非公開[連結従業員数]280人

泣く子も黙る『妖怪ウォッチ』人気で、あらゆるメディアでその企業名を誇示したレベルファイブ。ニンテンドー3DSのゲームは販売本数100万本を突破し、関連玩具である「妖怪メダル」は、もはや1000万枚の販売に迫る勢い。今や社会現象となった”妖怪ウォッチ熱”は、いつまで続く?

※注釈がない純利益は14年3月期純利益、「連結売上高」は14年度3月期、「連結従業員数」は2014年発表の数字になります。


今年、エンタメ業界を賑わせたのは、レベルファイブ手がける『妖怪ウォッチ』と、「Let It Go」旋風を巻き起こした映画『アナと雪の女王』の2大巨頭。また、NHKの面目躍如たるコンテンツとして再び注目を集めている「連続テレビ小説」は、能年玲奈主演の『あまちゃん』(13年)を機に、高視聴率をキープし、老若男女から高い評価を得たことも大きなトピックだ。

「スマホやニュースアプリの普及によって情報をシェアしやすくなり、特にエンタメ業界で話題に上がったものは、”知っておかなければ”という意識からか、それが思わぬヒットにつながっている可能性は高いです。ツイッターやフェイスブックからユーザーが離れているという向きもありますが、それらを用いなくともヒットコンテンツには潜在的な”拡散力”が存在していることがわかります。

逆に、ネットで非難されたものは、とことん誹謗中傷の的になり、売り上げや視聴率、動員数にも影響を及ぼします。とはいえ、それがきっかけで高視聴率につながった『テラスハウス』(フジテレビ)のような例もありますが、風化するのも早いですね」(エンタメ誌編集者)

一方、暗いニュースばかりが続くフジテレビと音楽事業部の商号変更が発表されたソニー。この2社に共通しているキーワードは”迷走”。『笑っていいとも!』終了で笑っていられない前者と、LINEと手を組むことが発表された後者が、どのような再起を図るのか注目したい。

(文/編集部)

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