詩人も思わずうなる名作から21世紀のものとは思えない迷作まで…グラビアポエムを厳選!ベストセレクション2016

 本誌連載「念力時報」を担当する歌人の笹公人氏、作家でもある加藤千恵氏、そしてイラストレーターで詩人の326氏に、2016年下半期に発売されたグラビアポエムの中から傑作を選定。その文学的な価値を見いだし、権威づけてもらおう。

――グラポエを 集めて選び 感じよう

■ポエムでセックスする中2的傑作
【1】橋本奈々未
「週刊プレイボーイ」12月5日号(集英社)

『一日だけの恋。』
夕立のあと、雲が速い。
もうすぐ恋は、終わりますか?
終わるのならせめて、
優しくあなたの手で。

乃木坂46の橋本奈々未の引退発表後に掲載されたこのグラビアは、ホテルや海で、一日限定で結ばれた淡い恋の記録を描いたもの。「手練れですね、これはうまい。一日の恋と彼女の引退を絡めており、完成度が高いです。おそらく『夕立』のあっという間に濡れてしまう感じがセックスのメタファーとなっており、『雲が速い』で現実の時間に引き戻されてしまいます」(笹)「岩井俊二的な世界観で、『一日の恋』というタイトルもキャッチー。だけど、フックが弱いかな」(326)「全体的に余韻があっていい。切なさが残りますね」(加藤)。

■かわいいと見せかけてヒドイ
【2】吉岡里帆
「週刊プレイボーイ」11月28日号(集英社)

『カピバラさん。』
どんな言葉が彼女を表すのに
ふさわしいか、
最近僕たちはいつも考えている。
人懐っこい猫? 違う。
猫っぽい犬? ……もっと違う。

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