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【駐在妻の人間関係】日本人が少ない滞在国で、友だちを見つける方法

駐妻カフェ運営メンバーのてんやわんやママです。
2021年8月にブルキナファソからコンゴ民主共和国へ引っ越しました。

駐在妻としての生活は7年目を迎えるのですが、今でも困っているのが友だちづくり。


現在暮らすコンゴ民主共和国へ来たのは、5カ月前。
いまだに、友だちがいません(涙)。

ブルキナファソもコンゴ民主共和国も、在留邦人数はたったの2ケタ。まぁ〜、日本人が少ないんです。

今回は、新しい滞在国でなかなか友だちができない自分自身へ向けて、ここよりも日本人が少なかったブルキナファソでの友だちづくりを思い出してまとめてみることにしました。

アフリカを問わず、日本人が少ない地域で友だちづくりに苦労している方の参考になれば、うれしいです。

人と出会う機会をつくる


友だちって、知り合ってすぐになれるものではないですよね。

時間をかけて、いっしょにいて居心地のいい人なのか、気の許せる人なのか、だんだんとわかってくるようになるもの。

気の合う人を見つけるには、ひとりでも多くの人と出会わなければなりません。

しかし、治安や外国人が少ないといった理由で、人と出会う機会が圧倒的に少ないブルキナファソ。

そんなブルキナファソで私が友だちと出会えた方法は、以下の2つ。

① 各国の駐在妻が集まる女性グループに参加してみる
② 幼稚園のママ友へのラブレター作戦

ひとつずつ説明していきますね。


各国の駐在妻が集まる女性グループに参加してみる


ブルキナファソには、各国からの駐在妻が集まるグループがありました。年会費制で、次のような活動を行なっています。

  • 毎月の定期会合

  • クラブ活動(ヨガや料理、語学レッスンなど)

  • お茶会や食事会

  • ボランティア活動 など


参加するのにも勇気がいるのですが、今振り返ってみると、参加してよかったと思うことばかり。

〈グループに参加してみてよかったこと〉

  • みんな海外から来て生活しているので、駐在家族の気持ちや苦労を共感し合える

  • 一度にたくさんの人と知り合うことができる(ブルキナファソのグループは20〜30人程度)

  • 1年を通して定期的に活動しているので、何度か顔を合わせていくうちに、気の合う人が見つかる

  • さまざまな情報の交換ができる

  • さまざまな国籍、バックグラウンドを持ったメンバーがいるので、話してみるだけでおもしろく、刺激的

ブルキナファソは治安が悪く、こもりがちの生活を送っていました。

定期的なお茶会があることでムリやりにでも外に出て、同じ境遇のメンバーと顔を合わせられたことで、気持ちが軽くなったことを覚えています。


私はブルキナファソの前に、ベナン共和国という、これまた日本人が少ない国で生活していました。ベナンにも、同様のグループがありました。

外国人の駐在員が少ない国には、こういったグループがあるかもしれません。該当する地域にお住まいの方は、SNSなどで探してみると、新たな出会いにつながるかも。

幼稚園のママ友へのラブレター作戦


ブルキナファソで友だちと出会えたきっかけが、もうひとつ。

娘の幼稚園の友だちです。

働いている保護者が多く、他の保護者と知り合う機会は、なかなかありませんでした。

ましてや、フランス語圏。
フランス語がうまく話せない私は、連絡帳に何が書かれているかすら把握できなかったので、他の保護者と積極的に関わろうとしてきませんでした。

しかし、ある日突然、当時3歳の娘が

「〇〇くんとあそびたいから、〇〇くんの家にあそびにいきたい」

と言い出したのです。

うすうす勘づいてはいましたが、まわりに日本人の子どもが少ないので、娘のためにも現地の友だちと遊べる機会を作らなければなりません。

そこで、友だちの家でのプレイデートを実現させるというミッションが始まりました。


〈友だちの家でのプレイデートまでのミッション〉

  1. 彼の保護者の連絡先を入手する

  2. 一度、家にあそびにきてもらう

  3. いっしょに楽しく遊べたら、今度は娘があそびにいかせてもらえるかもしれない

という友だちの家にあそびにいかせてもらうまでの道のりを娘に説明し、親子で手紙を書いてみることにしました。


娘が友だちに描いた絵


娘たちが寝たあとに、フランス語の辞書を駆使して、彼のパパとママ宛てに自分の連絡先を書いた手紙を書きました。

恥を捨て、小学生レベル以下のフランス語で彼への思いの丈を必死につづった激・乱文だったので、封筒に「乱文失礼します」と書いておきました。笑

“乱文失礼します”


このあと無事に実現したプレイデートは、私自身にとっても感慨深いものに。

彼とのプレイデートをきっかけに、娘が仲良い友だちの名前を聞いては手紙を書いたり、お誕生会の招待状を送ったりできたことで、数人のママ友ができました。


言葉が通じなくても、通じるものがある

日本人の少ない地域で暮らしていると、日本語以外の言葉でのコミュニケーションが必要とされます。

コンゴ民主共和国も、以前暮らしたベナンやブルキナファソも、公用語はフランス語。フランス語がうまく話せない私は、いまだに日常生活に苦労してばかり。

日本語ですら気の合う友だちを見つけるのが大変なのに、フランス語でなんてムリだ——

ずっと、そう思っていました。

でも、ベナンで出会ったナイジェリア人の友だちや、ブルキナファソで出会ったマリ人の友だちのおかげで、その考えが少しずつ変わってきました。

宗教言葉も育ってきた文化環境もまったく異なる私たち。

たどたどしいフランス語と英語を織り交ぜて、どうにか成立する会話。

彼女たちとの会話は、お互いに100%理解できません。

それでも、彼女たちとは何となく気が合ったのです

この「何となく気が合う感覚」が私にとってはとても大切で、ベナンにいたときも、ブルキナファソにいたときも、彼女たちとの出会いで生活が劇的に変わりました。

言葉が100%通じなくても、文化や宗教がちがっても、気の合う友人ができたということ。この経験が、何よりの自信と希望につながるような気がします。



さあ、コンゴ民主共和国に来て5カ月。

少し時間がかかってしまったけれど、ゆっくりと一歩踏み出してみようかな。


駐妻カフェのInstagram Live

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過去のInstagram Live配信では、運営メンバーたちが自身の体験談を踏まえながら現地での人間関係について語りました。

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【Instagram Live】駐在妻たちの人間関係(居場所作り)
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