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派遣人材ガチャの終焉

おはようございます。今日は休みです。

きんモザがあと数回で終わっちゃうと聞いて全私が悲しい。

というのはさておき。

一緒に働き始めた人が昨日付けで退職しちゃいました

派遣会社の人材ガチャ構造

まずほとんどの派遣会社って、登録してもまともなスキルチェックや診断はないです。プログラミング専門とかだと違うかもしれませんけど、あっても選択式の10問テストぐらいしかない。

登録時に出した経験やスキルをしっかり査定せず、そのまま派遣先に渡すって事がほとんどなんじゃないかと思います。前いた派遣会社は1ヶ月ぐらい研修させてましたけど、何を一体研修したの?って人ばかりでまあ酷かった。

で、○○が出来ます~(実際はほとんど出来ない)→ 派遣会社はチェック出来ない → 現場入って、出来ない事が露見し交替 → 次の人どうぞ~

つまり人材ガチャ。良い人材が引けたらラッキー。ソシャゲですか?

でも人手が減ってきた

昨日退職した他の派遣会社から来た人、かなり高齢で、正直経験が足りてませんでした。

でもそういう経験不足で年齢が上の人でも雇い入れるって事は、人材ガチャの分母、人手が減ってきていることの証左だと思いました

まともな人材は既に他に取られていて、教育コストの掛かる人材の率が上がってる。これまでは分母が大きかったので次々人を入れ替えればそのうちに「当たり」を引けたのが、その「当たり」がはぐれメタルなみのレア率になっているので現場の教育コスト(時間)がドブに消えていく

何がまずいのか

教育コストが跳ね上がるので、現場を支える人々の精神が病みます。モチベーションの低下。少なくともチームで何かを成していこうって事があると行く先はデスマーチにしかならないと思います

あと、人材ガチャでハズレだと判定されてしまった人にも人生があるので、その人自身が抱える精神的不安だったりも社会コストになってしまう。安心して生きられる人を減らす事で社会不安の負荷増大。

派遣という働き方

それでも自分は派遣でいいかなと思って働いてます。組織の正社員だと今の現場でも煩雑な業務が多いし、ストレスが間違いなく増える。

しっかりした組織であれば責任もちゃんと分担されてるのでそういった余計な業務は降り掛かってこないし、残業も少ない。

結局組織に身を委ねるという点は同じで、仕事を失うリスクの大小でしかないと割り切ってます。

「それ私の仕事ですか?」とか一度も言ったことないけどいつか言ってみたいセリフNo.1

解決策

派遣って仕組み自体がもうオワコン見えてきてるので、政府が解雇規制を撤廃して企業が柔軟に人を採用出来るようにするしかないと思います。

ただ、能力は見合わなくても収入のある人々が一定の割合で存在していて、それによってかろうじて国内経済が成り立ってる側面もあると思うので、解雇されても突然生活を破綻させなくて済むようにBI(ベーシックインカム)の実装も同時に必要かなと思います。

そういう政策掲げてた政党が前の選挙ではごく一部しかなかったのでこの国で実現するのはまだ相当先か、世界恐慌レベルの事がないと変わらなさそう。

なので、自衛として自分の時間を安売りせず、お金より時間の確保を優先した生き方にシフト。

重宝されるスキル

自分が考える、どこ行っても働けるスキル。

知らないことを自ら調べてみようとすること。今はネット環境もあるし、いくらでも物事を調べられる。ひたすらググる。慣れてきたらどんどんスピードを上げる。

ドキュメント類がファイルサーバとかにあるなら、windowsならコンテンツ検索で中に含まれるワードも拾えます。紙の束は流石にきついけど。

ただ仕事しながらだと限度があるので、5分とかリミットを決めてさっと調べてみる。

勿論知らないことは聞いていいと思うんですが、聞く相手の時間はどうしても奪いがちになるので、質問整理してまとめて相手にテキストで渡しておくとか。

世間一般で「積極性が~」とか言われるのはほとんどがそういった事で、ガツガツ仕事をする、という意味でなくて、いかに相手の時間に割り込まずに自分のタスクを片付けるか。

これまで10年修行が当たり前だった寿司職人が、数ヶ月の経験しかない人達の寿司屋がミシュランで三ツ星貰ったって話もありますし、仕事のキモになる「情報」をいかに得るか。

コミュニケーションとか能力とは関係なくて、何もないところから自分で情報を集めようとする習慣、そして、調べるにあたって苦痛ではない事を仕事に選んでいるかってところ。

あ、でも前いたところは外部アクセス遮断で調べる術なし&まともなドキュメントなし&教えを請う社員は教育下手なサイコパスだらけだったので、そういう地雷原に入ってしまった場合は運が悪かったと諦めてさっさと退散推奨。

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