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「BBTは劇薬だ」

先週10月10日(火曜日)、10月13日(金曜日)デジタルファーストキャンプのオフ会が東京と大阪でありました。
折角の機会なので両方に出席し、それをきっかけに考えることがいくつか会ったので、メモしておきたいと思います。

オフ会で、「BBTは劇薬だ」という話をしたら、「劇薬?」という反応が多い中、BBT卒業生は「そうですね」という返事が返ってきました。
「劇薬」とはどういう趣旨かというと、

1)とにかく時間が取られて、本業に差し支えるくらい大変


  特に講義用動画を見る時間を確保するのが大変。
  1本の動画が平均30分弱と長いのと、内容的に通勤時間にながらで見るよりもじっくり座ってカチカチしたりメモしないと理解しきれないので、それだけまとまってPCの前に座る時間を確保するのが大変。しかも9月末は半期末で忙しい〜。

課題やらなくちゃ!の焦りと、仕事やらなくちゃ!の焦りとのトレードオフ。
さあどうする?!

2)「BBTは沼である。」


  「沼」だな〜という点については、教育機関としてどのように講義をデザインするかという点では大変興味深い点ではあります。
  サラリーマンにとって、決して安くはない料金(3ヶ月30万円)を支払う対価として、大学院のように学位が得られるわけではありません(履歴書には書けるらしいけれど、書かない方が大半ではないかと思います。)。
  参加者が必死で取り組むメカニズムは、費用対効果を求める為、だけでなく、「ゲーム感覚」で「初期の成長が感じられる」メカニズムをうまく組み込んであるからだと思います。
  毎週の動画があり、課題もある。課題をこなすためだけだと、テンプレを使ったり、コピペをするだけで一応課題を終了することは出来る。実は、その後の応用力については大変疑問が残ります(少なくとも自分は。。。)。
  その一方、最新のAIの状況を知識として知り、実験・体験するプログラムが組み込まれていることにより、受講生は「成長感」と「達成感」を獲得することが出来ます。
  結果、「出来たー!」という高揚感と共にアドレナリン大放出!
  この仕組みがうまい!
  だから「劇薬」。

これは大学院じゃ得られない。


大学院での教育は、自分を見つめ、悶々として、練り上げるものです。
だからこそ、博士学位はDr of Philosophy(Ph.D)なのだと思います。
しかし、研究室にこもって論文を書くために悶々とする生活。日々成長感を感じ。。。られないです!!

教育とは何か、を考えるのですが、こうして「目に見えるもの」を見せて、体験させることで成長実感や高揚感をもたせるのは、初期における内的動機づけを与える点ではプラスになります。

最後に、余談ながら、Spy & Family 第2シーズン第2話で、ダミアンくん及びその取り巻きが「課外活動」と称して学校の先生にフィールドに連れて行ってもらう話があります。
魚を取り、火を起こし、満天の星空を仲間と体験する。
その際の、先生の接し方、知的好奇心の引き出し方がとても良いのです。
(エレガント!と褒めること、ではないです。)
高等教育において、こういう学生の目がキラキラする体験をさせることが出来れば、それは素晴らしいことだと思います。
機会があれば見て感じていただきたいです。


そしてデジタル修行は続く。。。

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