ごなず

不定期で短い読み物を載せられたらいいなぁ。 素人故、誤字脱字ありましたらすいません…。…

ごなず

不定期で短い読み物を載せられたらいいなぁ。 素人故、誤字脱字ありましたらすいません…。 批判でも何でもコメント頂けたら幸いです。 正しいハッシュタグがわからないので、烏滸がましいのは承知の上、全て小説のタグにしています。

最近の記事

しんどいの先に

【ロングコートダディ 単独ライブ じごくトニック】 NGKは現地にて、草月ホールは配信にて拝見しましたので、感想等諸々…(アフタートーク拝見後、堂前さんのnote拝読後に書いています)。 いつもの如く、単独の実感が全く無いまま着席。 満席ではないとはいえ、これだけの人がロングコートダディを観に来たんだという事実に、勝手に誇らしくなる。 開演までじっと待つ間の変な緊張感。もっとリラックスして待ちたいとも思うが、単独には付き物だと諦めている。別に緊張=悪い事でもないし。 そん

    • 嘘のような本当の世界②

      「本当に入り組んだ所にあるんだなぁ」 俺は二人に教えてもらった情報を頼りに、裏飯屋を探していた。 「“大きい店で入り口に小さい文字で裏飯屋って書いてるから”って言ってたけど……あ、これか」 洋風の店構えで、確かに普通のご飯屋と間違えそうだ。 まぁこの世界で、普通に飯食いに来る奴なんていないらしいけど。 コンコンコンコン 「空いてますか?」 ノック4回に、空いてますか?の一言が、“そういう”依頼をする合図らしい。 「どうぞ」 男の声が小さく聞こえた。 キィ…

      • 嘘のような本当の世界①

        「おい、渡せよ!俺が命懸けで稼いだ金だぞ!」 「稼いだねぇ…」 「何だよ、何か文句あんのかよ」 「その情報を提供してやったのは誰だ?」 「それは感謝してる。だからって…」 「先に言ってたはずだ。“提供してやる代わりに金をもらう”と」 「あぁ、そんな事言ってたな。じゃあそれ引いた分をくれ」 「じゃあお前にはこんだけだな、ほらよ」 「は?何で俺が1万なんだよ。渡す方間違えてんだろ」 「間違えてはいない。お前の取り分は1万だ」 「ふざけんな!何の為に俺があんな事

        • 始まりの予感

          あんた、いつまで寝てんの! もう起きな間に合わんやないの! うっさいねん… 俺は行かん、一生ここにおんねん… なにアホな事言うてんの! ええからはよ起きて支度しぃ! だから行かん言うてるやろ ほっといてくれ まだごちゃごちゃ言うんやったら、ほんまに怒るよ 大体なんで俺やねん! なんで俺が呼ばれんねん! しゃあないやないの、あんたが“勇者”やねんから 知らん! 何か気付いたら勇者なってたけど、そんなん知らん! もう今更何言ってんの… あんたは生まれた時から勇者や

        しんどいの先に

          ひったくりは懲役30年

          ほんと毎日平和だよなぁ 何だよ、いきなり こうやって会社帰りにさ、友人と河川敷で寝そべってグダグダ喋るのが日課って、改めてすげぇ平和だなぁって思って 別に普通だろ っていうのも、この間久々にアカバと会ってさ アカバか、俺も長らく会ってねぇなー あいつ今何してんの? 漫画家目指してたけど、流石に食っていけないからって普通に就職してた えっ?あいつ絵上手かったのか、全然知らなかったわ あれ、そう? 学生の頃から描いてて、俺たまに見せてもらってたけどなぁ ふーん

          ひったくりは懲役30年

          透明人間

          『あなたは宇宙人を信じますか?』 誰もが人生で一度は目にしたり、或いは実際に聞かれた事がある質問だ。 かなり世間一般的な質問なので、答える事に何の疑問も持たないだろう。俺の答えも決まっている。 「NOだ」 理由は簡単、『目に見えない』から。 どっかの偉い人がどんなに根拠の有る説を提唱したとしても、自分の目で見ない限りは信じない。幽霊とか霊的なものも同じく。 ではこの質問はどうだろう。 『あなたは透明人間を信じますか?』 恐らく聞き馴染みのない質問で、答えた事も考え

          透明人間