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宮澤伊織さん 小説 ときときチャンネル 宇宙飲んでみた 発売

創元叢書から、宮澤伊織さんの小説 ときときチャンネル  宇宙飲んでみたが発売されました。

先に、アンソロジーなどで発表された作品をまとめたものです。

配信サービスで《ときときチャンネル》を始めた十時(ととき)さくらは、同居人のマッドサイエンティスト・多田羅未貴(たたらみき)の発明を紹介し、収益化することを目指す。宇宙を飲んで、時間を飼って、目指せチャンネル登録者数一〇〇〇人! 全編配信口調と視聴者コメントで語られる、新感覚の配信者SF!

公式紹介より


紹介にある様に、主人公とその同居人による動画配信実況形式で展開するお話。
 多田羅未貴さんの持ち出す発明品? が何とも奇妙な物揃いで、ダークマターをコーヒーカップに凝集したり、時間をこれまた実体化した物、ロケ用にスクランブラーをビデオに取り付ければ、そこが並行世界と繋がってたりと、何とも展開が奇想天外です。

 とんでもない事が起こってる割に、配信している側はそれが本当なのかフェイクなのか、適当にツッコミ入れたり、淡々と実況は進んでいく感じの展開です。

 何処となく、吾妻ひでおさん辺りのティストを個人的には連想しました。

 語り自体は、ライトなので こういうちょっと不思議な感じの話が好きな向きには面白く感じられるかな・・。

 何分、SFなので 人を選ぶとは思いますが。


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