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【面接対策】「志望動機は?」への対策

こんにちは、たまだいです!
今回は面接対策強化期間の3つ目の記事です。

前回同様、面接で聞かれる質問ランキングで確実に5本の指に入る「志望動機について教えて下さい」の対策をしていきましょう。

<動画はこちら>

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<「志望動機について教えて下さい」の意図>

まず質問の意図についてです。
そもそもなんですが、「志望動機について教えて下さい」という質問は
前回の記事で学習した「転職活動の軸を教えて下さい」という質問とかなり似ています。

転職の軸への質問は、何を判断軸として会社選びをしているのか、を問われていたのに対して、志望動機の質問は、なぜ数ある会社の中から弊社に入りたいのか、を問われています。

転職の軸:何を判断軸として会社選びをしているのか
志望動機:なぜ数ある会社の中から弊社に入りたいのか

男女の色恋で言えば、転職の軸への質問は「どんな人がタイプ?」もっと正確に言えば「君は何を満たす人と付き合いたい?」ですが、志望動機は、「君は俺のどこが好きなの?」になります。

(・・・気づいた方もいるかもしれませんが、志望動機を聞くってちょっと上からです。)

肝心の意図なんですが、志望動機を面接で質問する意図は大きく3つ。

・熱量・覚悟を知るため
・価値観を知るため
・面接官が気持ちよくなるため

3つ目は半分冗談ですが、半分マジでいます。新卒採用領域で、学生にマウントとって気持ちよくなってる勢はこの傾向があるので気をつけてください。

特に重要なのが1つ目と2つ目です。まずはこの2点を少し補足説明します。

まずは1つ目の「熱量・覚悟を知るため」
こちらはどれくらい、うちの会社で働きたいのか?
その言葉は嘘じゃないか?そういったことを測るために質問していると思っていいでしょう。

人が仕事で成果を出すためには、スキルや経験だけでなく、熱量も非常に重要です。

簡単に解雇できない日本において、人を雇うということは、大きなリスクがあります。大きな会社であれば事業や部署などが多種多様なので、どこかではハマる可能性がありますが、企業規模が小さいほど、配置をもって人材を活用することが難しいんですよね。

なので、仕事や環境、人に上手くハマらなくても、努力でそれらを凌駕できる熱量や覚悟があるのかは非常に重要だったりします。

また今はグローバル化による競争や市場の動きも激しい時代ですから、会社の業績が沈むこともあるでしょう。そんなときに会社を支えたい!と踏ん張ってくれる人材なのか、沈む危機がある船に背を向けて別の船に移る人材なのか。

別に後者を否定しているわけではありません。けど、みなさんが企業側であれば、どちらの人材を採用したいでしょうか?共にONE TEAMとして働けるような熱量や覚悟があるのかというのは、企業規模が小さいほど重要視されます。

次に2つ目の「価値観を知るため」ですが、こちらは前回の記事でもお話した「ミスマッチを防ぐため」「アトラクトの材料を得るため」の2つに通じます。価値観をちゃんと知ることで、この人にとって自社は合っているのかを確認したり、採用したいと結論づけた際の、アトラクトすべきポイントを知るために聞いているという目的意識もあるかと思います。

以上、3点が企業側が志望動機を聞く意図になります。

<「志望動機について教えて下さい」の回答フォーマット>

では次に「志望動機について教えて下さい」の質問に対する、回答のフォーマットをシェアします。
それがこちらです。

私は「①〜」「②〜」「③〜」といった軸を大切に転職活動をしている
それらに御社は〜という点で当てはまっていると考えている。
だから御社を志望している。

これが基本フォーマットです。ひとつ例を出してみます。

前提としてまして、私は現在、「①セールス職であること」「②マネジメント機会を早期で得るチャンスがあること」「③定期的な異動希望を出すチャンスがあること」の3点を大切に転職活動をしております。
御社のセールス職のポジションでは、20代の管理職も多くいらっしゃいますし、平均年齢を考えても、若手でも十分チャンスがある環境だと感じています。
またジョブローテーションを積極的に実施されており、半期に一度は異動希望が出せる制度をお持ちという点で、私の希望に非常にマッチしていると感じ、志望させていただいております。

こんな形でしょうか。
これが基本フォーマットになりますので、参考にしてみてください。
冒頭でお話したとおり、軸の部分が非常に重要です。またその軸になぜ当てはまっているのかも、とても重要なので、是非こちらの動画も見てみてください!

<想定される二次質問、三次質問>

では次に、志望動機の一次回答に対して追加で深堀りされるであろう二次質問、三次質問についてお話します。
特にこの質問の深堀りに対する準備が最も大切ですので、必ず対策してください。

繰り返しになりますが、深堀り質問の種類は多くはありません。
基本的には、What?Why?How?の3つがメインです。

What:「〜とは具体的に何?」と解像度を上げるための質問
Why:「なぜ?」と理由や根拠を問う質問
How:「どうやったの?」と結果に対する手段を聞く質問

自分の回答に対して、抽象度が高いところへwhatの問いを立てる。
自分の回答に対して、相手が「本当に?」と疑いを持ちそうなところへのwhyの問いを立てる。
そして、自分の成果や結果に対する信憑性やプロセスを問うためにhowの問いを立てます。

志望動機に対する深堀りは基本的にWhatかWhyになります。
先程の例でやってみましょう。

前提としてまして、私は現在、「①セールス職であること」「②マネジメント機会を早期で得るチャンスがあること」「③定期的な異動希望を出すチャンスがあること」の3点を大切に転職活動をしております。
御社のセールス職のポジションでは、20代の管理職も多くいらっしゃいますし、平均年齢を考えても、若手でも十分チャンスがある環境だと感じています。
またジョブローテーションを積極的に実施されており、半期に一度は異動希望が出せる制度をお持ちという点で、私の希望に非常にマッチしていると感じ、志望させていただいております。

Whatの場合、転職の軸編と同様にこの辺りは出てきます。
・セールス職って具体的には?
・マネジメント機会とは?
・定期的ってどれくらい?

繰り返しになりますが、客観的に文章を見て、もっと具体的に聞きたくなる部分、言い換えれば少しでも曖昧な部分には自分で問いを立ててみて、しっかりと準備しておきましょう。
Whatの質問は単純に、あなたの話をしっかりと理解するための質問なので面接でもビビる必要はありません。

問題はWhyです。

Whyの場合はこんな質問が考えられます。
・なんでセールス職であることが重要なの?
・なんでマネジメント機会を早期で得るチャンスがあることが重要なの?
・なんで定期的な異動希望を出すチャンスがあることが重要なの?

転職の軸と志望動機の違いとして、改めて意識してほしいのが、
転職の軸は、「自分の持ってる軸はこれだよ!」ってのをプレゼンしているのに対して、
志望動機は、「自分の持ってる軸に企業がマッチしている」ってところまでをプレゼンします。

つまり、「自分の軸に御社は合っている」という部分にあなた自身の仮説や思考があるわけです。

転職の軸は、「駅チカ5分、セパレート、山手線沿いで家を探してます!」ってプレゼン。
志望動機は、「駅チカ5分、セパレート、山手線沿いで家を探していて、あなたのマンションがピッタリだ!」ってところまでをプレゼンします。この「ピッタリだ!」と思った理由や判断方法はWhyやHowで問われやすいです。

今回の例でいうと、なぜうちの会社が「マネジメント機会を早期で得るチャンスがある」と判断したの?とかが、Whyの質問に当たります。

今回の例の場合は、すでにプレゼン内容に「20代の管理職も多くいらっしゃいますし、平均年齢を考えても、若手でも十分チャンスがある環境だと感じています。」と、判断の根拠を伝えています。

Whyの質問の怖いところは無限に深堀りできるところで、更にここにWhyを重ねられることもあります。
なぜ「20代の管理職が多い=早期でマネジメント機会がある」となるの?といった形です。
Whyは深堀りされるほど、意地悪かつ屁理屈になっていくので、強いメンタルが必要になります。
ただ、屁理屈レベルの「Why?」を繰り返す面接官は結構イケてない。
それでマウントとった気になって気持ちよくなってるオ○ニー野郎なので、気圧されず、強気で立ち向かってください!

先程はWhatとWhyの深堀りがあると言いましたが、正確にはHowの質問も飛んできます。
ただ、志望動機におけるHowの質問は、Whyでスポットライトが当たる箇所はほとんど同じで、
聞いてることも同じになるので、回答もほぼ変わりません。
さっきの例で言えば、うちの会社が「マネジメント機会を早期で得るチャンスがある」とどうやって判断したの?というイメージです。

なので志望動機の二次質問、三次質問対策はWhatとWhyで洗い出しましょう。

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