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【氷見】富山県で旅行をするならここに行くべき宿、1選 - HOUSEHOLD〜ミシュラン 寿司

こんにちは、はじめまして。1987年に富山県高岡市で生まれ、大学進学と同時に上京した山口 亮(Twitter:@d_tettu)と申します。ふだんはニュースアプリを提供しているSmartNewsという会社で、メディア事業開発のスタッフとして働いています。みんな使ってね!

ところでみなさん、富山県と言われて何を思い浮かべます? 「藤子・F・不二雄」「藤子不二雄(A)」という偉大な漫画家を育んだ土地、立山、おくすり、ホタルイカ……。

他県と比べて秀でた観光名所 / 名産は多くないので、あまり旅行先として浮かばないかもしれません。が、そんなことないんです。生まれ育った地ですが、あえて外泊+観光して最高の宿とお食事どころを見つけました。

あんまりにも良かったので紹介したいなあと思い、これを書いています。みんなここに行くべし〜〜〜!

氷見の海辺にある宿、「HOUSEHOLD」

富山県で第二の規模を誇る都市、高岡市。そこから電車 or バスで30分〜1時間ほど行った漁港のある町、氷見市。ここが、ぼくのおすすめしたい旅行先です。

先日宿泊したのは「HOUSEHOLD」という宿で、駅から徒歩7分とアクセス的にも悪くない。ウェブサイトには次のように書かれています。

― ”正面玄関”の観光ではなく、”勝手口”から始まる旅家庭の、まちの中の日々の営みを「料理」を通して知り、楽しむ。旅先のホテルや旅館でプロのつくった食事を楽しむのもいいけれど、その土地の旬の食材を手に入れ、自分たちで料理する、がコンセプトの宿です。

建物自体はほんとに普通のビルなんですね。もとは呉服屋だったのを1年ほどかけてきれいにしたらしい。

目印は玄関に置いてあるこれ。

内装はしゃれてる。これがもともとはオンボロなビルだったのか……。

建物は四階建てで、部屋は2つだけ。二階は展示スペースになっていました。旅行の期間中はガラス作家さんの作品を展示していました。

富山県はなぜかガラス作家さんが集まる地域としても有名で、ちらほらこういう展示がされていたり、そもそも活動できるように県としても窯を整備したりと環境構築にがんばっているらしい。

窓辺には雑貨も飾ってあって素敵。

エレベーターがないので階段の上り下りは多少疲れるけれども、部屋がこれ。めっちゃよくない?

部屋から海は見えないのですが(もう片方の部屋は狭いものの、窓の向こうが海)、雰囲気が超いい。ここにしばらく滞在したい。

窓の向こうには氷見市内が一望できます。このビルより高い建物がほとんどない。室内には洗面台しかなく、シャワーとお手洗いは共用なのですが、問題ありませんね。なぜなら近くの温泉 or 銭湯に行くから。

お部屋の前にはこういったキッチンコーナーも。晩御飯は外で食べるか作るしかないのですが、近くには漁港もあるしでいいですねー。

到着して少し休んだら、次はご飯。ここが見どころだ。

予約なしで入れるミシュラン・ビブグルマン、「すし屋の城光」

宿から徒歩20分、タクシーだと5分くらいで到着する「すし屋の城光」。ここがまた最高なんだ……。

本当にガチで地元の寿司屋なので、当日でも電話一本で入れちゃいます。もちろん混雑時は難しいと思いますが、これだけ気軽に入れるミシュランある?

お寿司はおまかせで3,000円前後。しょうゆは使わず、大将が「これで食え」とタレなり塩なりを味付けしてから出してくれます。

大将は寡黙で静かに握ってくれるだけ。やたらうるさくないのも個人的にはいいです。寿司が美味い、それこそが寿司屋の価値。

めちゃくちゃ美味い、これは至高。都内で一人10,000円以上するお寿司を食べることもありますが、全然負けてない。むしろこっちの方が美味いぞ……。

さらにコスパもさることながら、ここではあの日本酒「勝駒」も飲めます。地元・高岡でしかほとんど流通しておらず、今なお数人でしか醸造していないほぼ幻の日本酒。手に入れるためには販売開始の夜明け前から並ばないといけない。

グビグビ飲んでしまいましたが、ビールも飲んで、つまみも頼んで寿司も食べてさらに日本酒も、それでいて二人で10,000円を超えるくらいです。

たらふく食べた〜というわけで、帰りにもう一軒。

こちらは富山でも珍しいクラフトビールの醸造→提供をしている珍しいビアバー、Beer Cafe ブルーミン。東京の高円寺〜阿佐ヶ谷周辺で展開しているビール醸造店に勤めたあと、こちらで営んでいるとのことで。

ここは宿のHOUSEHOLDから徒歩数分圏内なので、もし疲れていたらここだけでもいいかもね。

という感じでご飯を楽しんだら、その日はおしまい。おやすみなさい。

起きたら7:30、もしくは8:30ごろから朝ごはん。朝ごはんは宿で食べられるのですが、これもまた美味しいんだな。

地元・氷見の漁師たちが日常的に食べる汁物をはじめ、蒸した野菜に白米と「いい朝ごはん」が並びます。

食後にはお茶、もしくはコーヒーも。

はあ〜〜〜。食後は近所を散歩したり、室内に置いてある本を読んだりして過ごします。

これだけ満喫して、宿泊費は一人あたり11,000〜12,000円ほど。もう一つの部屋だともう少し安かったかな。平日だともちろん、さらにお安いです。料金表はこちら

地元だから贔屓目なところはありますが、ここにはまた来ようと思いました。宿も食事も最高、そして海が目の前っていうぜいたくなロケーション。生きててよかった。

まだこの宿もオープンして1年半ほどしか経っていないので、まだまだ情報も出回っていない状況です。知られるにはまだ時間も必要かもしれませんが、少しずつでもこんな素敵な宿があるんだ〜、お寿司屋さんがあるんだ〜と広まってくれたらいいなあ。地域貢献だ。

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そんなわけで、年度末の最後の旅行は本当に良かったなあと。富山県に旅行する機会はそう多くないと思いますが、候補として考える際はこちらの宿〜お寿司屋さんで検討していただける良いのでは?

近場に温泉もあるので、疲れのとれるいい旅行になるはずです。そんなところで。ではでは。

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