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「ザコ一匹倒すのに汗だくになるゲーム」2019年10月22日の日記

・動画に出ています。モンゴルナイフさん、これまでの動画にはほとんど出てないのに人気がすごい。なぜか汚い話ばかりだけど、これ以外の面白い話はさらにモラルとかコンプライアンス的に言ったら問題があるようなものばかりなので泣く泣く、妥協して、いち責任ある社会人の立場として、汚い話をしています。理解してほしいですね。


・ここしばらく「フィットボクシング」というSwitch用のダイエットゲームを日課にしていて、筋肉もついてきて良いのだけれど、さすがに毎日同じメニューばかりやっていると飽きてくる。そのせいかサボりがちになってきてしまった。

・そしたらちょうどいいタイミングで、任天堂謹製のフィットネスゲームが発売されたじゃないか。ビックカメラのポイントが溜まってたのでコイツにぶちこんで乳酸を溜めるために消費した。

・Switchにはジョイコンというふたつのコントローラがあるのだが、これを「輪っか」と「レッグバンド」に装着することで運動を測定する。輪っかは振り回したり、グッと押してたわませたり引っ張ったりするのに使う。レッグバンドはジョギング運動やストレッチを認識できる。センサーに指を当てて脈拍を撮ったりすることもできるぞ。任天堂が用意したおもしろギミック、任天堂しかうまく使いこなせてない説がまた補強された。

・クラッシュバンディクーみたいなゲーム画面で走り回りながらコインを集めてゴールを目指すのだが、前に進むにはジョギング運動が必須だし、階段ではもも上げ運動をしなければうまく進めない。輪っかを押し込むと空気砲を発射できるのだが、ところどころに「空気砲をぶつけるとコインが出てくるオブジェクト」があり、ついバフバフやりたくなってしまう。空中のコインは、輪っかを引っ張ると発動する「吸い込み」によって取れる。貧乏性のゲーマーが抱える「とりあえず目に入ったオブジェクトは破壊したいし、アイテムは取りたい」という本能がすべて運動に集約していくシステムがやばい。

・このへんの作り込みはさすがの任天堂、フィットボクシングと比べても圧倒的に完成度が高い。あらゆる角度からモチベーション維持をさせようとしてくるし、わかりやすい。ジョギングも騒音対策のためにスクワット的運動で代用できるようになっている。真面目な話、任天堂が選挙の投票システムとか行政周りのUIを作ったら日本変わるんじゃないかな……。

・そして肝心のバトルはRPGのようなコマンド選択式なのだが、選べるコマンドが「スクワット」「ニートゥチェスト」「立木のポーズ」のようなストレッチメニューなのだ。これを指定回数こなせば敵に攻撃が入る。スライム的なザコ敵を一匹倒すのに、スクワットを30回、足上げを30回くらいしなければならない。かつてこれほどまでに手間のかかるバトルがあっただろうか。ゲームとしてはいくらでも先へ進められるが、リアルスタミナが全くもたない。30分で全身めちゃくちゃになる。そのかわり、やっつけたときの達成感は半端じゃない。「あ~っ、無理だ、無理だって、あ~」などと言いながら腕や足を上げ下げした末の勝利は「本物」である。これは「ゲームっぽいフィットネスソフト」であると同時に「フィットネス要素を取り込んだ『ゲーム』」なのだ。

・だからか、ほかのゲームに比べても、プレイヤーが抱く敵への殺意は本物に近い。中間ボスは自動車と交尾してそうなマッチョドラゴンなのだが、余裕をこいて腕立てとかして煽ってくるドラゴンの所作ひとつひとつが本当に憎たらしい。お嬢様でも「くたばれですわ」って言うと思う。「おのれ」「プリウスとサカってろ」などと罵りながら苦しんで遊ぶのがオススメ。

・だいたい30分のプレイを終えると、一丁前のトレーニングメニュー(ジョギング付き)をこなしたことになっている。よくできている。目先の報酬に釣られていろいろやらされるこの感じ、完全にソシャゲだ。

・プラチナガチャを一回まわすのに500キロくらいの力が必要なフィジカル特化ソシャゲとかいろいろできそうだな。


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