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ウロマガ抜粋ノート【2018年8月】

月額マガジンで毎日更新している日記から抜粋したものです。

2018年8月2日の日記

アイドルマスターの実況を毎週火曜にやるようになったのだが、思ってたよりずっと面白くて「なんかもう人に見せたりとかじゃなくて1人で黙々と遊びてえな…」という気持ちになってきてしまった。菊地真をはやくトップアイドルにしてやりたい。なんだこの気持ちは…恋…? 親心…? と悩んだが正確には「呼吸させたい」かと思われる。ゲームキャラの世界は私が操作しないと時間が進まないので、私がそのゲームを放置しているとき、その世界は完全に静止している。それがなんだかアイマスの場合は息苦しく感じられ(人格があるから気の毒)、「遊ぶことによって呼吸させてやりたい」と思ってしまうのだ。(?????)

2018年8月5日の日記

ベランダで死んでるセミをつまんで落として捨てた。持ち上げたとき、あまりに軽いので驚いた。パイの実1コぶんくらいか。死んでるから軽いのか? 人間は死ぬと魂を失って体重が21g減るという都市伝説が好きなんだけど、セミの魂は何gなのだろう。体重比なのか?

2018年8月10日の日記

ヒ~、ねみ。と思いながら会社に行って、会社で仕上げて、会社でちょっと寝た。1時間弱くらい。目をつぶると、真っ黒い湯葉みたいなものがひしゃげてヒダを作るようなイメージが浮かぶ。


そして、このシワがなんらかの輪郭を形作ると、立体的な形状をともなう夢が生成される。シワが人の形をとると、人の出てくる夢が再生される、というような。これが断続的に行われ、中途半端な夢が現れては消え、黒いヒダに戻る。

2018年8月12日

今やってるのは正確には仕事ではなく、仕事を作るための下準備なんですが、これが心理的にとてもキツいのでは、と最近思うようになってきた。陰惨かき氷以前の段落でも書いてるように、私は極端に逃避的なので「仕事」というプレッシャーがよほど強くかからないと何をするにも続かない(逆にこの日記がそうであるように、それさえあればわりと長続きしたりする。小学校から高校まで皆勤賞だった)。ところが今のタスクは厳密には仕事ではないので、自分の中の緊急防衛システムが全然起動してくれん、という問題があります。

私は私を平凡なヒトの一人だと信じている。なので、おそらくこういう心理は多くの人の中にあるのだろうと思う。だから、たとえばマンガ業界で言うならば「マンガ連載を続けていけるだけのポテンシャルは秘めているんだけど、"マンガ連載に持ち込むまでの手続き"がどうしても不向きであるがゆえにデビューできない人」とかも全然いるんだろうな。私がそうだと言うんじゃないが、そういう質(たち)である人の存在も想定できる。まあマンガは供給過多だから、販売サイドはそんな人切り捨ててもなんのダメージもないだろう。が、自分がそういうタイプだと自覚した時は、また別の売り出し方を考えていくべきなのかもしれない。

世の中の問題のすべてが、変質でなく並べ替えによって解決したらどんなにいいだろうと思う。誰も努力せず、それぞれの位置や関係性を入れ替えるだけでそれなりに収まったら最高じゃないですか。

2018年8月13日の日記

「安易にエモいと言わずに考えて」みたいな言説が比較的苦手なんだけど、なんでかというと、深く考えない生き方を否定しているように見えるからかもしれない。いちいち考えを言語化するように努める、人文系の生き方ができる人々は一握りなので、非言語的にエモく愉快に生きられる人々をわざわざ否定する必要はないのでは、と思う。世界は言葉でできているんだけど、言葉が必要な人ばかりではない。

2018年8月20日の日記

コンビニの店員さんで、接客に独自のハイテンポなリズムを持っていて、客にもそれとなくそのリズムに乗ることを促してくるタイプの人いませんか。そういう人を相手にお金を出すときって妙にせわしなく感じて、小銭を取り落としてしまったりする。すると私は、その店員さんのイラつきを感じとって(感じとったと思いこんで)萎縮してしまう。あー、もし、私がこのコンビニで働いてたら絶対に厳しく詰められるんだろうなーと思う。私がたまたま客だった、という、その理由だけで、本来なら自分みたいなグズをブッ叩いてくるであろう人間が私に敬語を使うのだ。そう思うと雇用契約ってファンタジーですよネ。さようなら。

2018年8月22日の日記

舌の裏に口内炎が出来てしまった。痛い。そんな場所にできるんじゃない。隠れ家的名店じゃあるまいし。

「1日分のビタミン」と「野菜1日分」を同時に摂取し、「2」を得た。そして「システマ」を買って口内をグジュグジュゆすいでみた。早く治ってほしい。しかし口内炎には良いところもあって、それは強制的に孤独になることができる、という点だ。たとえ全員で協力したプロジェクトが大成功した日でも、みんなでカブを引き抜いた日でも、友情パワーで敵を倒した日でも、甲子園で優勝した日でも、誰かに口内炎が痛んだとき、その痛みはその人だけのものなのだ。恍惚的な一体感というものに私はなぜか恐怖を抱いているので、口内炎がこうして痛みによって独我を呼び起こしてくれるのは良いことなのかもしれないわけないだろいい加減にしろ。

2018年8月24日の日記

「自慢」って良いよな。こんなすごいことをしたんだぜ、という話をする人は少ない。みんな奥ゆかしくなっているから。でも私はみんなの自慢が聞きたいし、人になにか自慢してみたい。自慢の会でも発足しようかな。生活にハリが出ると思う。

2018年8月26日の日記


お吸い物のちっちぇえちっちぇえ豆腐。一丁から100人前作る気か?

2018年8月27日の日記

たとえば、私はオリンピックというのはオタク的な祭典だと思う。スポーツオタクということではない。オリンピックは、オリンピックという催しがもたらす感動や価値観をあらかじめ共有している人たちの間だけで消費されていて、私はそれがオタクっぽいと思う。世界的祭典のくせに全く啓蒙的ではない。もちろんルールの説明や選手の紹介は熱心にされるが、オリンピックというものがそもそも何のためにあって、なんでやらないといけないのか? という最も重要な点は言外にスルーされている。内輪ノリなのだ。

2018年8月29日の日記


「フエラムネ」、大量に連結して「笛」にしたらすごいキレイな音が出るのでは!? と思いたち、急遽ためしてみたのだが、カッスカスの、餓死するリスの断末魔みたいな音しか出なくなってしまった。失敗。


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