見出し画像

自ら退くと何も残らない。Game Overとなる前にやめてしまうと...

最近関わりのあるインターン子達が契約期間満たずにやめてしまうケースをいくつか見てきた。

理由は様々で「卒論の研究が忙しくなりそうで」、「内定先の研修が今後始まりそれに集中したく」などなど。

この件に関して色々な意見がある。彼らをマネッジメントする自身の立場からすると、彼らのモチベーションを保てなかったということで反省。一社会人の立場からすると「本当に何をやりたいか見直すことも悪くはない」との見方もある。

ただ、彼らと同じように新しい領域に挑戦している身分としては純粋に「もったいないなー」と思う。

自分のアイディアを実行できる機会は希少だし、しかもインターンの身分なので失敗した時の金銭的リスクもほぼ0。何より新しい環境、人間関係、作業に慣れるのに何ヶ月もかけている。折角自身のことを受け入れられる環境を作る時間投資を行ったのに、自ら退く= 今までかけてきた時間と労力をドブに捨てるようなもの。インターン卒業となれば卒業後もインターンで働いた会社で社会人として良好な関係が付き合いができるが、途中で辞めてしまうと今まで作り上げた関係を自身の今後の資産として使うことも難しい。

この現象は学生に関わらず社会人でも同様。例えばMBA受験で、受験のため塾を受講するが思うようにテストの点数が伸びず、出願もせずにやめてしまう。体感として受験を決めて実際に出願までに至る人は10%も満たないのでは。

共通して言えるのは、Game Overとなる前に自ら終わりにしている。

卒論が実際に忙しくなる前に、それを見越して辞める。研修の忙しさを想定して、辞める。合格するのが難しそうだから出願を取りやめてしまう。

客観的に述べてるけど自分もよくこれをやっちゃうんですよね。断られたり、他人から嫌な印象を持たれたくなく、自己防衛から傷つく前にやめてしまう。ただ、振り返るとそのような行動結果は何にも繋がっていない。

却って傷つき、悪い印象を与えていても、愚直に続けたことは結果として残っている。

前職でも海外経験ゼロで海外営業を希望。予想通り当初は英語ができず、海外の顧客とどう話したらいいのかも分からず、頭がよく真っ白になり棒立ちに。もがき苦しみながらもひたすら英語の勉強を続け、今は一人で海外出張し、現地のパートナー、顧客との折衝を行う(正しくはウズベキスタンなどのマイナー地域なため誰もきてくれなくなったと言うべきか)。MBAの受験でもスコアメイクに苦しみ、初めて出願した時は1校もインタビューに呼ばれず。ただ足掛け5年、合格するまで挑み続けた。

自身も傷つくのが怖く自己防衛が高めなため、ついつい傷つかない選択をしがちだが、今回のインターン子達を反面教師とし、「今後も自ら道を閉ざすことはやめる」と戒める。

そんな私ですが、現在パートナーである彼女と一緒に事業の新規立ち上げ中。優秀なパートナーから進め方に関して「歯に衣着せぬ」厳しいお言葉を毎日浴びております。クビと言われるまで歯を食いしばりながらしがみつきます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?