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お耳に合いましたら。 2話目

現在テレビ東京系で放送されている木ドラ24シリーズの7月クールドラマ、
”お耳に合いましたら。”が面白い。
元乃木坂メンバーの伊藤万理華演じる主人公高村美園が、『どこの街にもある、決して特別ではない、でも欲さずにはいられない』魅惑のチェーン店グルメ(チェンメシ)を紹介するPodcastが題材の番組である。
Spotifyと連動している取り組みは、昨今の耳活が盛んになってきた時世を反映している。

2話目から視聴した私だが、期待していたより面白い。
ドラマホームページにあるように、ありったけの<好き>を語っていたり、
日常でも自分の好きなことにこだわりがあったりする主人公の様子は、
どこか音声配信を始めた頃(最近だけど)私たちの姿にも、重なるところがあって心なしかほくそ笑んでしまう。
誰しもが<好き>を持っているし、手軽に声を通して熱量も感情も発信できる良き
時代になったのだなぁと気付かされもした。
(手軽に声を通してって何かこそばゆさを感じますね。)

とにかく主人公の伊藤万理華の熱演や、Spotifyとの連動という今までにない取り組みなどだけでも十分見るに足りる。
それに加え話に出てくる料理(もちろんチェンメシがほとんどだが)が妙においしく見えるのは、孤独のグルメや忘却のサチコも手がけていたテレビ東京の手腕が光っているからなのか、深夜の飯テロ時間帯だからなのか・・・。

2話目のストーリーも面白かったが、肝心のご飯は餃子の王将。
王将に行ったことがある人はうんうんと、うなずいて聞ける話だったと思う。
個人的には初っ端出てきたCoco壱の量、からさなどのくだりが、
そんなに考えることがあるのか!と面白い発見で好きだった。

兎にも角にも、今後どのようにこのドラマが音声配信をしている人、聞いている人、グルメ通の人の心に棲みついていくのか、展開に目が離せない。

文責:Kibe

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