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【ブリッジ】Vol.34 池田慶次郎、30歳でプロバスケ選手になる(前編)

Bリーグで1993年生まれと言えば、富樫勇樹やベンドラメ礼生、田渡凌ら、いま各チームを代表する選手たちの顔が浮かぶ。池田慶次郎も、そんな世代の一人だ。名門の京北中学・高校では田渡とともに活躍し、早稲田大学では主将を務めた。卒業後は三井住友海上火災保険株式会社へ。しかし、そんな池田は30歳になる今年、B3のアースフレンズ東京Zでプロバスケットボール選手になった。はたから見れば驚きの決断であるが、これもサラリーマンとして7年半の歩みがあってこそ。前編では、就活をして仕事とバスケする人生を選び、会社で2度の昇進も遂げたリーマン時代を振り返る――(取材日:10月29日)。

大学時代はBリーグ開幕前…就活の軸は

大橋 あの契約発表のリリースを拝見しました。30歳でBリーグへ挑戦という決断をされて。
池田 はい!
宮本 僕もXを見たとき、今シーズン一番の移籍情報だなっていう印象がありました。
池田 ありがとうございます。
宮本 ただ、契約発表のリリースで見た写真は、僕の知っている池田選手ではなかった(笑)。
池田 僕もあの選手は知らないです(笑)。9月にバスケをしながら仕事をしていた時期があって、一番疲れていたときに撮った写真だったので疲労が全て顔に出ていたなと……。
大橋 確認ですけど、会社を辞めているんですよね?

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