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【ノンサッチ自警団新聞🗞️時限爆弾だよ人生は】

2024年3月1日 Hurray for the Riff Raff 『The Past Is Still Alive』

シンガー・ソングライター、アリンダ・セガラのソロプロジェクト“Hurray For the Riff Raff”のノンサッチ移籍第二弾アルバム『The Past Is Still Alive』がリリースされました。早く新聞書きたかったんですけど、アナログ届くの待っていたら遅くなってしまいました。このプロジェクトの録音が始まる1ヶ月前に亡くなった父親に捧げられた、父への頌歌ともいえる作品。と、同時に、コロラドのLGBTQクラブで起きた銃乱射事件の犠牲者や、伝説的ボックスカー・グラフィティ・アーティストに象徴されるアウトサイダー文化、その他のさまざまな社会活動団体などなどに思いを馳せ、現代詩のロックスターと呼ばれてきた詩人アイリーン・マイルス(1949~)からの多大な影響を反映させ…。内省的な世界観と、弱き者たちへの力強いメッセージが美しく混じり合うオルタナ・フォーク&カントリー・ロック。と、歌詞の情報量はめっちゃ多いし、前作ではオーシャン・ヴォンがフィーチャーされていたくらいで、ますます文学的な志向が高まってきている感じはあるのですが。美しくポップなメロディや、どこか90年代アメリカーナ的な懐かしさもはらんだサウンドはとっても優しくて、まっすぐに語りかけてくる歌声は少女のようで、何かを突きつけてくるメッセージ・ミュージックという感じではなくて、そばにいるだけで心があたたまるような音楽です。
#ノンサッチ自警団 #nonesuchrecords
#HurrayForTheRiffRaff #ハレイフォーザリフラフ

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