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ギター(7弦対応)変則チューニング【2】

言い訳

このトピックについては、毎回そこそこの情報量で、教則本ばりに上手くまとまった記事にしたいと思っていたんですが…

無理でした。。

そもそも普通にギタリストとしてもそんなに上手くない、技術的に不安定なところ、まだ使い方を模索中のチューニングについて、そんなに器用に先生ぶるなどできません。

よって、自分なりの研究の途中経過を、細切れになりますが報告していくやり方にします。

コードワークの話

フィンガーピッキングとサムピック

みんな大好きなフィンガーピッキングとサムピック!
実際、一昔(以上)前のハードロック小僧の僕の世代は、エレキギターはピックで弾いてなんぼだという認識の方が多いでしょうが、
ichikaさんとかReiさんのように、若い世代のギタリストはフィンガーピッキングやサムピックも普通に選択肢の1つとして、もっと自由に演奏スタイルを築き上げている印象です。

僕の場合は、インターバルの広いフレーズが好きだったので自然にアドリブソロでチキンピッキングっぽいことをやったりしていて、あるとき「フィンガーピッキングのほうが、場合によっては弾きやすいフレーズがある」と気づいたのと、
コンテンポラリージャズが好きで、ジョン・アバークロンビーにハマった時期に影響を受けたという単純な理由で、指弾きに切り替えました。
その後、「ピック弾きのニュアンスもあれはあれで良いぞ。いいとこ取りできないだろうか」と思って、最近はサムピックを試し始めたところです。

コードワークの時は、ボサノヴァ的に
・親指がベース音
・他の指がギターのコード音
という役割分担で弾く感じです。
アレンジ上、ベースとギターの役割を同時にできたりとか、1,3,4,7弦だけ使うみたいな「弦飛びのあるコードボイシング」をやりやすいとか、指弾きのバッキングも難しいけど面白いです。

ベース音だけ変えるアプローチ

Eb on C,Eb,G,Ab

赤丸の音をベース音として鳴らして、同時に緑(Ebのメジャートライアド)を鳴らす。ベース音が変わるだけで、全体としては違うコードにもなる。
こんなふうにベース部とコード部に分けて考え、
その組み合わせでいろいろなハーモニーを表現することもできる。
Eb on C = Cm7【C,Eb,G,Bb】
Eb on Eb = Eb【Eb,G,Bb】
Eb on G = Gm(b13)【G,Bb,(D),Eb】
Eb on Ab = Abmaj7(9)【Ab,(C),Eb,G,Bb】

コード音も変化させてみる

実際に演奏してみました。
出てくるコードやスケールはこんなの。

Eb on Ab = Ab maj7(9)
Dm-5 on G = G7(b9)
Gm on C = Cm7(9)
Bbm on Eb = Eb7(9)
C minor scale
赤:コードのルート音
緑:スケールの音(コード、フレーズ)
青:一時転調のときに使っている音

この手の引き出しを増やしていくと良さそう。
たぶんノーマルチューニングでも、コードメロディをうまくやれるようにするには、こういう柔軟に運用できる(その中から適当にチョイスすればいい感じになる)音の集合とかパターンを増やすといいんだろうな。

というわけで、頻出コード進行に対してのポジションとかボイシングのバリエーションを、次回以降ももう少しやってみようと思います。

ついでに宣伝!

新曲"終着駅"2023/04/12に配信開始します。
部分的に試聴できるようにYouTubeにショート動画上げています。

Spotify pre-saveはこちらから。

dadzijuwhaは、僕のひとりバンドというか、ソロプロジェクトというか。作曲・歌・ギター演奏すべてにおいて、「やりたいことをやる」を第一にしています。そして、今作はかなり、ギターが活躍してます。なので、上で出てきたコードのフォームなんかも、ばっちり使ってます。
よろしければチェックしてみていただきたい!

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