先日スト６をサブキャラのディージェイでプレイ中、同じディージェイとマッチングすることが３試合程あり、このキャラ多いな～と思ったのですが、さらには皆さん強く、ボコられました（笑）。入力が難しく、完走するのにコツが要るＳＡ２・サンライズフェスティバルも皆しっかり決めてきます。ちなみに私はトレモなら成功しますが、実戦だと音符が途中で消えて６発で止まってしまいます…（苦笑）。

強いから、なのはわかるんですが、６のディージェイはこれまたよく出来たキャラだな～と思ったので所感を書きたいと思います。

クセがあるようで、コイツもまた教科書的キャラ

半年前にこの記事で、「ガイルこそ格ゲーの基本が詰まっているキャラ」と述べましたが、ディージェイは違う方向性でまた、基本が学べるキャラだなと思いました。

その理由は、溜め技、コマンド技が両方あるという事なんですね。ガイルにもソニックブレイドというコマンド技がありますが、基本戦法の補強になる技です。対してディージェイは飛び道具と対空技が溜め技というガイルと同様の構成ながら、それ以外の技がコマンドになっており攻め、待ち両方が出来てどちらも強いキャラになっているんですね。
溜め技、コマンド技を両方持っていてそのバランスがほぼ対等、なキャラはこのディージェイだけだと思います。「必殺技の出し方、また基本的な使い方」を覚えるうえでテキストになりうるキャラだな、と感じました。

さらにドライブラッシュが全キャラ中最速、しかしキャンセルのかかる技が限られており小回りは利きにくい、など本当に「バランス」を考えられている良キャラだなぁ、と触ってみて感じたものです。
必殺技は弱で出すとどれもフェイントになるなど、用途とキャラクター性が噛み合っているのも見事だな、という印象です。

キャラ人気の決め手は、やはり見た目

そして何より、今回のディージェイはルックスが良いんです。

コスチューム、髪型、サングラスとこれまでのシリーズならアレンジコスチュームであったろうこの基本の姿、これなら陽気なメキシカンといって差し支えないと思います。
何よりこのキャラはこれまで…

常時、白い歯を見せて笑っているのをゲーム画面でもわかるようにするためか、やや大げさに口が開いているキャラでした。結果として相手からすると不快な顔になっていたきらいはあります（笑）。

もちろん今作６でもそのキャラクター性は健在で、常に笑顔を絶やさないキャラではあるのですがその笑い方がナチュラルになったのは確かです。コスチューム２ではお馴染みの姿にもなりますが、張り付いたように白い歯を見せる口元ではなくなっています。

本来カプコンも、スーパーストⅡで彼が初登場した時から今のようなキャラを想定していたのではないかと思いますが、ようやくゲームの表現がそれを可能にした、という感じでしょうか。

ストⅡ時代、この悪い印象の笑みとその強さから大変嫌われ者だったキャラです。ゲーメスト増刊号での人気投票では「嫌いなキャラ」部門でぶっちぎりの一位を獲得、理由が「大人のくせにマラカス持ってる」「笑ってる」などもう生理的嫌悪感が激しいんだなと思わせる忌避のされ方だったんですね。ですが今作では強さから苦手、嫌いという意見は聞きますが見た目についてはそこまで言われておらず、むしろ逆に格好良い、とまで言われているのすら聞いたことがあります。

特別思い入れのあるキャラではありませんが、不遇の時代を知るだけに「良かったね…」という気持ちにもなります。
ゲーム的にも浅い使い方で充分強かったりするので楽しいキャラでもあります、現在プラチナ４ですが気分転換にちょうど良いキャラだな～と（笑）。
そしてやはり、古参プレイヤーとしては昔からいるキャラが躍動しているのはまた、気持ちの良いものであります。

そんな感じの、個人的ディージェイ評でした。