見出し画像

ウルトラセブン新作が来ましたよ、というお話

ツブラヤイマジネーションで、「ウルトラセブン IF Story 55年前の未来」の配信が始まりました。数か月前に告知されていたものですね。

これはかつて地球に来たウルトラセブンが、地球人の姿を借りた当人、薩摩次郎の現在の姿を描くところから始まっています。

何度も描かれた、ウルトラセブンのその後

そもそも、セブンは昭和ウルトラマンの中でも人気が高いことからこれまで何度も「その後」を描いた派生作品が出ました。TVスペシャルに始まった平成ウルトラセブンシリーズ、これは30周年記念三部作、1999最終章6部作、さらに35周年EVOLUTION5部作と続き、その後ウルトラセブンXなる作品もありました。

半年前になりますが、こんな記事を書くくらいにはセブンを一押しの作品として挙げている私です。しかし、これらの派生作品は「一度」観たきりでその後は触れていません。あくまで好きなのは原点たる昭和のウルトラセブンのみ、です。
何故派生作品を受け入れていないのかというと、「セブンの続編」という点にフォーカスする為、他のウルトラ兄弟の存在が無かったことにされている世界線に、どうしても納得がいかなかったからです。ファンが作る同人作品なら、それもいいと思いますが公式がパラレルとはいえ数あるウルトラマンを抹消するような作品を出すのは如何なものかと思った訳です。

ちゃんと、歴代のウルトラマン達が順番に存在した、という設定でその後を描いたメビウスを見習っていただきたいものです。今や語り草ですが、メビウスはウルトラマン80の真の最終回が描かれたとして、80ファンの間でも伝説的な回があります。平成セブンの後でこういう作品が出てくるともはや存在意義も怪しくなります。内容もやたら重めに振ったものになっていて、「セブンはハードな物語が評価されている」と安直な続編に仕立てられているようで、やはり好きにはなれないものでした。

80歳のモロボシ・ダンへ…

では今回の「55年前の未来」はどうでしょうか。
短編でかつ音声のみのドラマ、まだ1話の段階なので評価は出来ませんが、せっかくの新規作品という意味で楽しみではあります。
かつて森次さん、劇場版ウルトラマンオーブに出演された時「僕は20代、30代から70代まで全ての年代でモロボシダンを演じている」と仰っていましたが、ついに今回、80代でも出演しました、いえ、薩摩次郎ではありますが。

80歳、傘寿を迎えられましたがお元気な様子で喜ばしいです。「デュワッ!」の迫力が依然健在なんですね。20代からずっとモロボシダンを演じてきた、と回顧される森次さんの新しい1ページとして今回の作品は意義があるのではないかと思ってますので、今後も注目したいところです。

振り返ると、自覚してしまう「ファンの性」

で、自身のnoteを読み返していますと、これについても初報の時に書いていました。

派生作品は認めてないんだよ~と、今回と同じようなことを書いています(汗)。まぁ同じ人間なので仕方ないですが、実際に作品がお披露目になりますと、「まぁ、観ようか。悪くなさそう」くらいに感覚が変わっています。なんだかんだで新しい供給があると嬉しさが出てくるのがファンというものなのでしょうね。

ちなみに今日、ン年ぶりにスーパーファミコンのウルトラセブンをプレイし、クリアしました(笑)。ラスボスのパンドンより、ダリーの方が手強かった…。


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?