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玩具レビュー・55年目のウルトラアイ

本日朝、「ウルトラセブン 55th ANNIVERSARY SET」が届きました。

段ボールも捨てられません


先々月のβカプセルと対になってます

最推しの特撮作品

私は幼少期、初めて観た「特撮」がウルトラセブンであったので特別な思い入れがあり、今も一番好きな作品です。
レンタル店で親に頼んで39,40話が入ったVHSテープを借りてもらったのが、私にとっての初特撮、初ウルトラだったんですね。子供にとって、前後編の2話は長かった記憶がありますが、それゆえに鑑賞後の達成感や「心に残った」ものは強く、色濃く刷り込まれたのでした。
世代的に、ウルトラマンの新作がない時期に育ったので「生まれる前」の作品である昭和ウルトラマンに、雑誌や絵本の情報だけで惹かれていきました。幸いにも当時は再放送が盛んで、大方の作品を観る事ができましたがやはりファーストインパクトだったセブンこそ、自分の原点です。

三つ子の魂百まで、とはよく言ったもの

いい歳の大人になった今でも依然としてウルトラ好きなのは変わらない私ですが、ずっと夢中だったかと言えばそうでもなく、波がありました。特撮は一旦小学四年生辺りで卒業し、二十代になってから再燃、その後くすぶりモード、再燃モードを繰り返して今に至る、といった感じでしょうか。今は、そういう経緯を鑑みて「あぁ、結局自分はウルトラマンが何処までも好きなんだ」と自覚しているので、このまま死ぬまで熱量が保たれる、ような気がしています(笑)。
某有名アニメ監督も仰っていましたが、十代の頃に好きだったものに拘って生きるのは、大切なことだと思います。

未来な玩具

ウルトラセブンのウルトラアイ、それは説明不要の変身アイテムですが、その形状ゆえにライダーベルトの様に光って回る~な玩具にするのは難しいとされてきました。

2004年に、森次晃嗣さんのやっている洋食店・ジョリーシャポーを訪ねた事があります。その時にウルトラアイの模型を購入させていただきました。箱にはご本人のサインも入っていて、ツーショット写真と並んで宝物にしています。基本的にこのウルトラアイで満足していたのですが今回、なんとカプセル怪獣のカプセルケースと連動させる事で音声ギミックを付けた、初のウルトラアイが商品化されたんですね。発表と予約開始は昨年8月でした。
往年のセブンファンとして、これは見過ごせませんでした。
結果として初代ベーターカプセル、シンベーターカプセル、ウルトラアイと三ヶ月連続でウルトラ玩具が家に届くことに…(笑)。
寒い冬ですが、ウルトラファンとしては熱い冬にもなりましたね。

早速変身してみる


カプセルとウルトラアイ
カプセルは一個多めに入ってます


ケースに入れるとこんな感じ
カプセルを取り出し、底面のボタンで音が鳴ります

まずカプセル怪獣の方ですが、モードが二つ。

・TV再現モード
・ボーナスモード

の二つです。底面ボタンの長押しで切り替えます。
カプセルの穴は左端がダミーなのですが、2~5までがスイッチになっており、カプセルを取り出す→底面ボタンでそれぞれ三体のカプセル怪獣の登場、鳴き声がするようになっています。TVモードの2番は失敗音、ボーナスモードの5番は「ボーナス音声」としてセブンガーになっています。考えてもみれば全49話で計7回しか出ていないカプセル怪獣ですが、それでも確固たる存在感を持っていますしこれ(カプセルケース)の玩具化が今まで(おそらく)無かったのも不思議なくらいです。何はともあれ、サイズ的にも本物感があるのが素晴らしい。

そしてメインのウルトラアイは、右手で持った際の人差し指のところにボタンがあり、押すとケースから変身音が鳴ります。変身後はボタンを押すたびにセブンの掛け声と必殺技の効果音が交互に、順番に流れる仕様です。効果音は

・エメリウム光線
・アイスラッガー+切断音
・ワイドショット+爆発音
・ワイドショット2

の4種です。長押しで変身解除、飛行音も流れます。
セブンの掛け声もバリエーションが4つほど、ケースのモード切替時もセブンの声がするようになっています。
初代ベーターカプセルの様にBGMは入っていませんが、セブンになりきるのに不足はない逸品だと言えます。私は今日再認識しましたが、セブンの「ダアァーッ!」という声を聴くと、落ち着きます(笑)。
何よりこのSEの音質がとても良く、クリアに鳴ります。昔の玩具だとどうしてもこもり気味に聞こえる事が多いのですが、この辺は明確な進歩といって良いでしょう。

今のところ、私自身がサウスポーなのもあって持って、変身するのが少しやりにくいなと思いましたが(ボタン&センサーの関係で)、ここは練習ですね、頑張ります。

こんなウルトラアイが出来たのか~長生きはするもんだな、と老人リアクションをしてしまった、大分暖かい冬の一日でした。

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