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映画感想「ペンギン・ハイウェイ」(Filmarksより)

理知的な小学生、アオヤマ君と憧れのお姉さんが織りなす一夏の冒険物語。

これぞアニメ、実写では不可能な(厳密には可能だが質感が無理)表現とミステリアスながらほのぼのとした世界観が「夢の中」へ誘う作品。
時代設定は現代ながらどこか昔のような空気感があり(スマホが出てこない)、アオヤマ君が細かく書いたノートには懐かしさを匂わせる。
「あぁ、ここを見せたかったんだな」という美しく動きのある画がしっかりあり明確で分かりやすい夏の夢だった。

お姉さん含め、役名が最小限に留められているのがまた一つ幻想的。
この幻想感は90年代のジブリ作品にあったもの。
「アニメである意義」が受け継がれている気がした。

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