ウルトラマン・仮面ライダーのどちらが好きですか、という問いへの答え
今週、そして先週の仮面ライダーガッチャードは大変面白かったです。
中盤最大の山場であったグリオンとの戦いを制し、ちょっと息抜き回…という趣きの「小話」でしたが、ウルトラマン世界ではお馴染みの方が、これまたお馴染みの田口監督と共に登場し、「何やってんですかヘビクラ隊長、いやジャグラーさん」というツッコミ待ちのお笑い回でありました。
物語としては人情もの、敵だと思っていたケミーは村を守ろうとしていた…という「良い話」でした。ホラー映画のパロディもありましたがそこはニチアサ、とことんギャグテイストにアレンジされていましたね。
仮面ライダーにおける、元ウルトラマンの人達の歴史
思えばウルトラに出演していた方が仮面ライダーに出ると大体悪役になる…という定説がありますが、ではウルトラで悪役だった人は…?という問いに、「お笑いキャラになる」というアンサーが出た格好です。
…いえ、この人だから、なのは解っていますが(笑)。
かつては初代ウルトラマン、ハヤタ隊員が仮面ライダーBLACKの敵組織・ゴルゴムの黒松教授でした。
黒部進さんはウルトラマン以外だと悪役が多いので、これもその一環ではありますがこの頃インターネットがあればどんな風に言われていたのか…と考えずにはいられません。そしてその答えは、2004年の作品で出ました。
ウルトラセブン、モロボシダンが仮面ライダー剣の天王路博史となったんですね。
かつて主人公の剣崎たちも所属していたBOARDの創設者で、そもそもアンデッドを解き放って事を仕組んだ張本人です。終盤の登場だったのでいかにも最後の敵のようでしたが手駒だったはずのアンデッドに討たれ、結果的に「噛ませ」ポジションに堕ちてしまいましたね。
この頃のインターネットでは散々「悪トラセブン」などと言われていて、しかしそれは批判ではなく笑いのネタとして親しまれていた印象です。単純に森次さんの出演が喜ばれていた気がします。
また、順番が逆ですが先にライダーで悪役だったウルトラマンが、オーブのクレナイガイです。
「次のウルトラマンは、仮面ライダー電王でカイを演じた…」と報じられた時、「カイって誰だったっけ?」と考え込んでしまったものです。どうやら電王の物語が完結した時点で、作中よろしく記憶から消えてしまっていたようです(笑)。今となっては石黒さん=オーブという印象ですね。
「好き」に優劣なし
この他、仮面ライダーシンがウルトラマンヒカリであったり、ウルトラマンアグルが仮面ライダーライアだったりリメイク版2号だったりと、両方の作品を渡り歩いている俳優さんは数多くいらっしゃいます。よく、ウルトラマンがライダーで小悪党になってしまう…と口惜しさを語る人がいますが、私はそれも面白いのでいいんじゃないか、というスタンスです。
で、ここで「結局自分はウルトラとライダーのどちらが好きなのか、どちら派なのか」という自問自答をしたのですが、
自信を持って、「無回答」
が、結論でした。
幼少期ウルトラっ子だったのは事実で、自分のオタク趣味の根幹にはウルトラセブンがありますが、それは仮面ライダーが下に来ることを意味していません。昨年などは仮面ライダー絡みで様々なイベントにも行きましたし、大人用ベルトももう3本買っていて購入金額の総額は6桁をゆうに超えております、大好きなのです。結局はどちらも同じくらい好きなんだな、と。
どんな役であろうと、両方に出ている役者さんを見ると楽しくなってしまう。その気持ちでこれからも両方を楽しんでいこうと思います。
そして、この記事を書いていると今年の新ウルトラマンの情報も入ってきました。これはまた、私の琴線に触れそうで楽しみな作品です!
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