先日、こんなニュースが出ました。

仮面ライダー映画の最高記録、という事で快挙おめでとうございます、という記事ですが、昨年シンウルトラマンがそれまで８億がトップだったウルトラマン映画の記録を５倍以上更新した事に触れた記事は一つも見ませんでしたね。この手の記事の視点が偏ってるのが浮き彫りだなと思いました。

ご祝儀耐久レースを開催

という訳で、個人的に「２０億記念」としてシン仮面ライダー漬けの一日を遂行いたしました。

昨年、シンウルトラマンを新宿の３大シネコン（TOHOシネマズ新宿、バルト９、新宿ピカデリー）全てで一日で観る、という狂気の休日を過ごした事があります。映画の半券を記録として保管しているのですが、そういう事をやっていると半券コレクター、ではないですが色んな劇場を巡りたくなってしまったりするのです。
朝ピカデリー、昼バルト９、夜TOHOでした。新宿は少し遠目なので、一度来たらやれる事をやってしまえ、みたいな意識ですね。

で、こういうのをやるには必要なものが３つあります。

①無理のない上映スケジュール
②精神力
③体力

です、当然ですが普通の映画鑑賞とは違います。
まず①、大体は観る一回の時間だけ確認するものですが、ハシゴする場合上映時間と、新宿などの都会でなければ無いことですが映画館の移動も含め、余裕のあるプランを立てなければいけません。用意周到でなければダメなのです。
現在のコナンの様に何時からでもやってます、な状況ならいいのですが一ヶ月以上経っているとここの難易度が上がります。これは作品によっては普通の鑑賞でもありますね、仕事後行きたいけど朝の回しかない、みたいな。
そして②、③は言うまでもありません。映画は座ってるだけですがそれゆえに結構疲れます。「よーし今日は３回観るぞ」と意気込んで２回で帰ったこともザラにありますね。

今回は史上最大の過密作戦

シン仮面ライダー、もう一ヶ月と一週間を過ぎ、ＧＷ向けの大作にハコを明け渡している格好です。地元・埼玉では一日一回になっている所も多く興行終盤の空気があります。
２０億突破と、せっかく景気良いニュースがあった中で寂しさがありますが、そんな中で新宿バルト９はDolbycinema含め６回回してくれていて、ここしかない！と朝から赴きました。

ですが今回、このバルト９のスケジュールは隙間なく詰まっており初回が10:45～13:00、続いて13:20～15:35、15:55～18:10です。各回20分しか空いておらず、10分前開場なので実質10分しか開いていません。これを私は、

全部観ました。

一度出て、トイレに行き、ロビーで少し体を伸ばして、また同じスクリーンに入っていきます。
今までこんな缶詰は無かったので、流石に疲れました。

プラーナが尽きたので、泡になる前に撤退

水曜サービスデーだったとはいえ、平日昼間、さらに悪天候の中にしてはかなりの入りで、さすが新宿・バルト９だなと感じました。朝の回には親子連れの姿も見えました。
私も特に決めていた訳ではなく可能な限りリピートしよう、と考えていましたが３回目を終えた時点で体力の限界が訪れ、このままではプラーナを失い身体を保てなくなると思い、18:10に半日滞在、シン仮面ライダーに６時間を費やした戦いを終えました。

こういう一日を過ごしたことも、映画の思い出として残っていくんですよね。おそらく当分、こんな作品は無いと思うので堪能させていただきました。

あ、カード２の中身はあまりにショボかったので見せません（笑）。