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2024年4月5日に滋賀県に行って来た旅日記•その1

春馬くんの34回目のお誕生日に滋賀県に旅に出ました。
クラウドファンティングでお誕生日のプライベート花火を上げようという春花プロジェクトに参加していたからです。
去年のお誕生日は、アイネクライネナハトムジークのロケ地でもある仙台に行きたくて花火参加。
その帰りには東京、土浦と旅をしました。


クラウドファンディング花火参加のきっかけ

今回は、映画「天外者」のロケ地のひとつ
琵琶湖で花火を観るためです。
春馬くんのお誕生日に花火をあげるのが自己満足だと思われる方もいるかもしれません。
けれど仙台で初めてあった春花プロジェクトのメンバーとお会いしたときのお話しを思い出します。春馬くんが突然に旅立ってファンは身の置きどころがありませんでした。
現実が受け入れられなくてどちらを向いても真っ暗です。そんな時に泣いてばかりいた私たちに
きっと春馬くんは心配していたでしょう。

「花火を見上げる時には顔をあげます。
だから空を見上げよう。そして花火を春馬くんに届けよう。」

夜空いっぱいの花火なら
春馬くんにも見えて少しは心配がおさまるかもしれません。私も当時、自分がおかしくなったのでは無いかと思うほどに動揺しました。
日常生活は、なんとかこなしていましたが
ひとりになると毎日涙がとまりません。
真っ暗の闇の中を泣いてばかりいるより
なにか出来ることはないのか。
そんななかで少しずつ自分のできることをしよう。そんな小さな一歩がここで春馬くんの作品レビューを書くことや春活と呼ばれる春馬くんのゆかりの地を訪ねることでした。

近江八幡市の人気スポット

そして今年の花火開催地、長浜に行く前にせっかくだから知らない街を訪ねてみようとひとり訪れることにしました。
まずはJRで近江八幡市に降り立ちました。
駅前で電動アシスト自転車を借りるのが私の町歩きの定番になりつつあります。知らない街を自分の肌で感じるには自転車がいいなと思うのです。バスやタクシーではさっと通り過ぎる街並みをその街で暮らす人たちの息遣いを感じることが出来ます。地図を見ながら最初に訪れたのが白雪館

明治から立ってるってすごい

近江八幡は、城下町だったそうです。その面影が残る街並みが街のそこここに点在していて近江商人と名高い豪商の御屋敷がたくさん残っています。白雪館は、そんな八幡堀の散策拠点なのだそうです。明治10年に建てられた建物で昔は学校だったそう。今では館内に観光案内所があるそうで見ただけでも存在感のある建物でした。近江八幡は水郷の街でもあって街の中を流れる川を伝って琵琶湖にもつながる水濠めぐりの観光船もあります。

どこまでも続くのどかな田園風景

時間がないので私は近江米としても有名な、のどかな田園風景を自転車で楽しみながらラコリーナを目指しました。ラコリーナは、滋賀県の人気スポットです。あまり基礎知識なく訪れたのですが姿を現したその景色に驚きました。まるで絵本の世界から飛び出したような自然をそのまま使った建物の世界観が素晴らしい。入り口までが稲穂の波です。

ここがお菓子の館とは信じられない

敷地の広さはなんと甲子園球場およそ3個分の 3万6000坪なんだそうです。
草地に覆われた丘の建物がメインショップで
自然を上手に残して丘の中に点在している
おしゃれな建物の中は実は巨大なカフェ。

建物内部

バームクーヘンの製造工場もあって、そのまま出来立てバームクーヘンを販売しています。

おみやげショップ

滋賀の有名和菓子など限定スイーツが販売されて、食事ができるレストランやフードコートなど、屋内はデパートの中のお菓子売り場のようです。お菓子の国に迷い込んだようなおみやげショップなどまるで魔法の国のようでした

右側の建物がバームクーヘン工場とレストラン

天外者ロケ地•外村繁邸

夕方までには長浜に着かなければ行けないので
近江鉄道に乗り継いで二番目の目的地、近江商人屋敷を目指して五箇荘に移動しました。

趣きがある駅舎

ここには天外者のロケ地、豊子さんと暮らした五代さんのお家。外村繁邸があったからです。
五箇荘金堂の町並みは、実は重要伝統建造保存地区に指定されているそうです。
近江商人が築いた優れた和風建築群の景観が保存されているからだそうです。
駅から歩いて25分くらいの外村邸までの町並みを歩いたのですが外村邸だけではなく、
有名な商人屋敷がいくつかあり、いろんな邸宅を一般に公開されているので、その五箇荘の町全体が白壁と舟板張の土蔵が続く豊かな町です。
歴史的建造物に囲まれながらそこに住む人々の穏やかな日常生活は暮らしに溶け込んで、歩いているとはじめて会った私のような見知らぬ人にも子供たちがきちんと挨拶を交わしてくれたり、道がわからず戸惑い声をかけた幼稚園のお迎えママさんたちは親切に案内をしてくださったり。
とても豊かで優しい方達でした。
そしてこの町並み見たことがあると思うと、
実は天外者の最後のシーンで、あのたくさんの提灯の光が一面に埋め尽くすように照らしていた道を逆方向から歩いていたのでした。

初めてなのに懐かしい

外村繁邸は、ニ階で春馬くんと蓮佛美沙子さんの豊子さんが墨絵を二人で描いていたシーンに使われていて、一階は五代さんのお葬式が撮られていた日本家屋です。
私が訪ねた時には、広い日本間に五月人形が飾られていました。

ここにいたんだと思うと。

春馬くんが暴漢に襲われた書生さんを豊子さんに預けて東京に向かって出て行った門。

墨絵を描きながら背景に立っていた松。もう何度観たかわからなくなるくらいにスクリーンの中で見続けて来た松や家屋を実際に眺めると感無量なものがありました。

座ってお庭見てたよね

外村繁邸の係をしてくださっている男性の方がロケ当時の方で、春馬くんとのエピソードを教えてくださいました。松が立っているお庭とは反対の勝手口のお庭に春馬くんが立っていて休憩中だったのか滋賀の名品と言われている郁子(むべ)ソーダを飲みませんか?と声をかけたそうです。「ありがとうございます。美味しいです♪」と言いながら飲み干した春馬くんに「滋賀ははじめてですか?」と聞くと「いえ 何度か来てます」と答えてとても気さくなフレンドリーな方でしたよ。と言われて

まさにこの位置!

「まさにこの位置、この方向で春馬さんは飲んでたんですよ」と、とても親切な方でした。私はお言葉に甘えて同じように郁子ソーダを飲みながらその位置、その方向で飲み干したのは、ご報告しておきます。とてもさっぱりとした甘さで喉越しのよい、おいしいソーダでした。「むべ」は不老長寿の霊果とも言われているそうですね。

五箇荘駅に戻るよりバスで「金堂」からJR能登川駅に向かった方が長浜には行きやすいですよと教えてもらってバス停に向かいバスを待っていると春馬くんもこの景色を見たのかもと天外者の風景と重なってはじめて来た土地なのにとても懐かしく感じるのでした。

つづく


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