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フルリモートでグッドパッチの二人目情シスになりました

2022年4月より、フルリモートで株式会社グッドパッチに二人目情シスとしてジョインしました。

入社後1ヶ月経ったので、ここで一度振り返ってみようと思います。
内容は「入社経緯、グッドパッチを選んだ理由、入社して感じたGood/More」など。

経験や考え方をシェアすることで、誰かを前進させるきっかけになれば嬉しいです。

※グッドパッチで3社目ですが、そういえば2社目(初転職)の時の転職エントリー書いてないなーと思ったら前職のブログで書いてたので載せておきます。

あと、私自身については下記に軽く自己紹介記事を書いているのでよければご覧下さい

経緯

グッドパッチは とある Slack で Strap リリース時の案内を見て初めて知りました。
Strap のデザインがオシャレで、さすがデザインカンパニーだなぁという印象でしたが、当時はMiroを使っていたので使うまでには至らず。
(この時点ではまさかその後自分がグッドパッチの一員になるとは夢にも思わず)

2021年の秋頃。
当時は積極的な転職活動をしていたわけではなく、WantedlyやGreenで情報収集をしている程度。ありがたいことにいくつかオファーもいただいていましたが、その中にグッドパッチの一人目情シス(今の同僚)である @enpipiからのオファーがありました。

オファーはだいたいテンプレかなと思う(ひどいものだと名前が違う…)ことが多い中で、「 興味を持ったポイント」をしっかり記載してくれていたのが印象的でした。
ちゃんと見てくれている感を感じましたし、内容も具体的だったのでカジュアル面談してみたいという気になったのを覚えています。
(Strapで知っていたというのもあり、ここで気持ちが動いていた。自分がオファー送る側でも意識したいなと感じました)

なぜ転職を考えたか

ひと言で言うと「もっと成長するために、未経験ゾーンが多い環境に身を置きたい」という思いから。

1社目が新卒入社から約13年と長い期間在籍していました。
長く在籍している人はよく分かると思いますが、よっぽど向上心を持ち続けていないと、コンフォートゾーンから抜け出すのがとても難しい。
そして長くいる慣れから、停滞感や閉塞感を感じて成長が鈍化している感覚を持つものかと思います。

自分は情シス歴が長い方ですが、ベースがエンジニアであるため「停滞したら死」みたいな感覚をずっと持っていました。
世の中の変化スピードや業界特有のトレンドの移り変わり、子どもを持つことによる可処分時間の減少、体力の低下、などなど危機意識を増幅させる要素は増える一方、「今良い感じ」な感覚が持てない状態は続いていました。
これは前職(初転職)に転職した後も変わらず。
いわゆる「危機感ドリブン」だったと思います。

前職はスタートアップのSaaSで一人目情シスというポジションだったので、挑戦してみたいという目的は果たせましたが、スタートアップで求められるものと自分がやりたいことがズレ始めているのを感じてました。
(主に組織規模によるもの。社員数が多くないフェーズでは自分が力を入れたい領域がやりにくい状態であった)

なぜグッドパッチ?

初回のカジュアル面談で色々会社の状況を知ることができ、自分が今後やってみたいことや未経験ゾーンが多い環境であることがマッチしそうだなと感じました。
ただ、当時は前職で本社移転PJ中だったため中途半端に投げ出せないなと正直応募するかどうかは悩みました。

そんな中、なんと計3回もカジュアル面談の提案をいただけて、応募するまでの気持ちが固まっていったのを覚えています。
オファー文言もですが、自分にこれだけの時間を使ってくれているという気持ち(本気度)が伝わり、応募したいという気持ちは固まりました。

あとは、情シスというポジションはどの会社でも存在するので、「なぜグッドパッチなのか」というのを整理してみて、下記がその理由になります。

  • オファーの本気度(一緒に働く @enpipi の人柄)

  • 自分がより成長出来る環境(未経験ゾーンが多い)

  • 組織崩壊ブログに代表される数多ある公開記事

  • 「Design」という領域の汎用性、可能性の大きさ

  • 今までの経験 × Design という組み合わせがより成長できそう

    • SaaS台頭の時代なので、ドメインエキスパートな人材の価値が高くなるというのはありますが、SaaSで埋まらない領域(スキマ)をサクッと繋げたり効率化・自動化できるプログラミングスキルと、組織フェーズに合った最適な構成をデザイン出来る能力はこれから必ず価値が大きくなると思っています。

組織崩壊ブログはかなり有名になった記事だと思うのでご存じの方多いと思いますが、どんな組織でも成長の過程で必ず同様の組織崩壊のようなことは起こると思っていて、これを乗り越え、そのナレッジを公開しているというのが強みに感じました。

Whyのカルチャーも共感ポイントでした。

また、デザインに関してはいわゆるデザイナー(表層部分)の方のイメージ程度でしたが、デザインというのはかなり領域が広く可能性が大きいものだと感じたのも惹かれたポイントでした。

これからの未来を変えようと思うのであれば、デザインという言葉の意味を幅広く捉え直し、鍛え上げる必要がある。
日本語の「デザイン」は意匠にとどまった意味になりがちだが、英語本来の意味合いに立ち返るときが来ている。

技術の実装だけで未来を変えることは難しい。単なる技術オタクではダメなのだ。大切なのは、目に見えない特別な価値を生み出せるかどうかだ。
素晴らしい世界を描き、領域を超えたものをつなぎデザインする力が、これまで以上に重要な時代を僕らは生きている。

安宅和人(2020)『シン・ニホン』、株式会社ニューズピックス出版、p.63

※下記Twitterの絡みも良いなポイント。

フルリモートで情シスをやるということ

通常、情シスという役割はオフィスファシリティに紐付く業務が多く(サーバ、ネットワーク、デバイス管理など)フルリモートで働ける環境というのはまだまだ多くはないと思います。

前職でフルリモートワークを体験したことで、リモートでもできる方法があるというのを体験できたので、グッドパッチでもできそうというイメージは持てていました。
ただ、やはりそれが成り立つ条件というのはあります。
(例えば下記の例)

  • オンプレ資産がない or 限りなく少ないこと

    • サーバがない(フルクラウド運用)

    • ネットワークはクラウド管理できるもの、もしくは運用をアウトソーシングしている状態であること

  • 情シスの範囲(サーバ、ネットワーク等インフラ管理やPCデバイス等)をすべて一人で担当してないこと

    • グッドパッチの場合は、情シス(IT)と総務の役割が1つのチームのため、役割を分担することで運用できています。

  • 全社チャットツール(Slack等)でコミュニケーションが完結する環境や風土であること

幸運にも、条件が揃っていたのでこの働き方ができているので、PCデバイス周りの対応など、オフィス出社でないと難しいものを担当いただいているチームメンバーや、この環境を作り上げてくれた会社には感謝しかないです。

入社してからのGood / More

Good

  • 入社オンボーディングの手厚さ
    入社後の研修の充実度に驚きました。
    バックオフィスに至るまで「デザイン」ということが浸透していて社内のこともしっかりデザインしているんだということに感動しました。Welcomeボードは感動。。

  • 社内ナレッジの充実度合い
    esaへのナレッジの質・量がすさまじい。
    これを整理していくと書籍にできるレベル。

  • アウトプットの質の高さ
    ナレッジ(アウトプット)の質・量がすごいのと比例し、言語化が上手すぎ。デザインする人は言語化が得意というのは知ってましたが、ほんとに勉強になる記事ばかりです。
    (アウトプットに気後れしたのは事実w)

  • 上司部下の関係性とかでなく、同僚同士が自然に1on1しあっているカルチャー

  • Uniposの浸透状態
    Uniposを利用し、自然に感謝を伝えるカルチャーですが、浸透しているのがポジティブで良いなと。

  • ナレッジ共有の力
    これはきっとカルチャーなんだと思いますが、特定の人のみが行っているというより、自然にそれぞれの分野でナレッジを共有しあっていて、互いを高め合っているのが強み

More

  • 入社前後オンボーディングはまだ改善の余地はありそう
    かなり作り込まれている印象のオンボーディング体験だけどもっとスムーズに情報が流れるようなデザインはできそう

  • 情報の散らばりやメンテした方が良さそうなところはありそう
    これはどこでも伸びしろ箇所。

  • セキュリティポリシーや関係会社含めた情報管理、セキュリティ強化とかはまだまだこれから

  • フルリモートジョインで初出社すると社員の方との面識がなく顔と名前を覚えるのが難しいので何かアイデアを考える余地

  • 各ユニットやチーム内での個別課題はまだまだITの力で改善していける要素は多そう
    どの組織でも同様だけど、ここは情シスが頑張りたい領域ですね。
    限られたリソースをどのように全体最適と個別最適へ割くかのバランス。

これからやっていくこと

チームで Will / Can / Must を洗い出したので、「自分の Will をベースに、Can を増やして Must を達成していく」な感じです。

会社の成長のために、出来ること、必要なことは何でも取り組みます。

チームで良い会社を作り、チームと共に会社が成長し、その結果、世界が前進すれば良いなと。

皆さま、今後ともよろしくお願いします。

Willの一部


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