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建築の24時間営業

新型コロナウイルスが流行する以前は、
コンビニエンスストア以外に、飲食店や商業施設などでもよく見られました。
しかし、外食と言うよりも外出自体も控えるようになっていたコロナ禍を経て、多くの業界で変革が起こり、24時間営業ではなくなったところも増えています。

また、人手不足、原材料費高騰、燃料費高騰、
なども長時間営業をやめるきっかけになったのではないかと思います。


1、建築業界の24時間営業

●長く働いても仕事ははかどらない

一人の人間が24時間働き続けることは法的と言うよりもまず、体力的に、品質的にも全く推奨されるものではありません。

しかし、依頼内容や施設の用途などによっては、24時間ぶっ続けで工事を進めたり、夜間・深夜時間帯に工事を実施しなければならない現場もありますが、私どもではそのような工事の進め方を実施することは無いと思います。

●緊急事態はいつ来るか分からない

私どものような工務店が、お客様のお住まいになる住宅でそのような突貫工事を行うことは稀なことですが、
夜間の緊急のご依頼、
例えば、急に水漏れが発生したり、お湯が出なくなったり、鍵が開かなかったり、と言うことは起きないとは限りません。

そうした際に、工務店に連絡してもつながらないのが普通だと思いますが、
24時間対応してくれる業者さんもいらっしゃいます

私どもはそうした方々とお取引きはありませんが、そうした業者さんたちはいつ連絡が来ても良いように人や物を準備している会社です。

●工務店も一般的な会社と同じです

「街の工務店はいつ声を掛けても柔軟に対応してくれる」
と思っていただいている方も多いと思います。

平日の日中であればそうであろうかと思いますが、
工務店も一企業でございますので、
定休日もあれば、営業時間もありますので、
24時間いつでも対応しているという所はほとんど無いと思います。

日曜日や祝日、深夜などに何か発生し、
早急に対応してほしい事案が発生しないとも限りませんので、何らかの準備はしておくのがお勧めです。

●緊急連絡先を調べておく

一般的な会社がやっていない時期に対応してくれる所をあらかじめ調べておくと安心です。
その瞬間になってから探そうとすると、慌ててしまいますので、いくつか候補を挙げておくと良いと思います。

●応急対応を覚えておく

急な対応については、当日すぐに対応してくれるとは限りません。

ですから、
水道管の水漏れであれば、水道メーターの所にある止水栓をしめる
ガスの不具合であれば、ガス栓をしめる
など、予め応急処置を家族で共有しておくと良いでしょう。

●緊急対応の費用について
24時間いつでも対応してくださるということは、時間だけで考えても一般的な企業よりも多くのコストが掛かっています。
その為、緊急対応についてはそれなりの費用が請求されるものと予想されます。

修理などの場合には、現地の状況に応じてかかる費用は大きく変動するとは思いますが、概ね、通常工事よりは割高になるでしょう。

そうしたことも踏まえ、
もしも、応急処置で対応し、かかりつけの工務店などと連絡が取れる時間帯まで待つのか、緊急工事を依頼するのか、判断するのが良いと思います。

耐用年数を考慮しておく

工務店やハウスメーカーなどは営業していても、電気・水道・ガス、その他関連業者などが稼働していないこともあります。

また、近年は建築業界も著しい人材不足などが続き、柔軟な対応が出来る業者が激減しております。

その為、日程などお客様のご要望が思い通りにいかないケースが私どもでも度々生じております。

そうした事態への備えとしては、
予め、物の耐用年数を考慮し、壊れる前に代えていくというのも一つの手であるとご説明しております。

壊れるまで使う、と言うのも大切ですが、
壊れてから直すまでには時間が掛かるかもしれない
と言うことも理解していただければと思います。

2、最後までお読みいただき、ありがとうございます