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年末年始の防犯を考えましょう

最近、毎日のように地域の防災無線で特殊詐欺などの注意喚起(発生事例)が放送されています。
建築業界でも、訪販等による詐欺等の被害も頻発しています。
慌ただしくなっていくこれからの季節、今一度、気持ちを引き締めて防犯を考えていきましょう!


■「私は大丈夫」は大丈夫ではない!

1、玄関ドア・窓の施錠

家を長時間留守にする場合には家中の鍵と言う鍵を施錠するのは当たり前ですが、ちょっとした外出、例えば、

  • 朝のゴミ出し

  • 近所のコンビニへのお買い物

  • 井戸端会議

などの時にも鍵は掛けていますか?

「そんな短時間では侵入盗などの被害には遭わない」
って考えていませんか?

適当に侵入するお宅を見繕っているような泥棒しかいないのであれば、それくらいなら大丈夫かもしれません。
しかし、あなたの家を監視し、行動パターンを把握しているような泥棒、しかもチームで活動するような犯罪集団だったらどうでしょうか?

10分前後ではなく、数分のすきに犯罪が起こるかもしれません。

2、鍵

1の続きでもありますが、鍵を掛ければ万全と言うことは決してありませんん。
防犯を考える上で大事なのは、
如何に侵入しづらくするか と言うことです。

  • 玄関のカギを防犯性の高い鍵にする+2ロックにする

  • 窓のカギ(クレセント)以外のロックをかける

開口部のカギは昔は1つだけのものが多かったですが、近年販売されている物はほとんど2ロック以上です。

OB客様などにお聞きすると、1ロックしか掛けていないご家庭が意外と多いようですので、必ず2ロック以上してくださいとご説明しています。

皆さまが考えている以上に昔の開口部は侵入しやすいそうです。

3、訪問販売(建築系)

「ピンポーン」
とチャイムが鳴り、ガチャっと玄関を素直に開けてたら、
第一段階突破です。

そこで、突然やってきた人と会話のキャッチボールをしたら、
第二段階突破です。

家に上がらせたり、屋根に上がらせたり、床下を見せたりしたら、
最終段階突破です。

ほぼ、被害に遭っているものと考えられます。

まず、音しかならないチャイムはモニター付きのインターホン、
出来れば、録画機能付きのタイプに交換して、対面せずに応対できるよう
にしましょう!

次に、要件を確認し、その場で会話はせず、家のことであればかかりつけの工務店に相談しますと伝えましょう!

とにかく、話しを進めない、家を詳しく見せない、ことが大切です。

4、目が届かない場所を作らない

犯罪を抑止する要素の一つとして、人の目 があります。

やましいことがある方は人に見られるのは嫌います。
ですから、防犯カメラで遠隔監視、記録を取ることが有効ですし、センサー付きライトで照らすことも有効です。

また、高い塀や生垣は、外部からの目が届きにくくなります。
なるべく見通しを良くするようにするか、
防犯設備などを設置して、人の目以外の感知を強化するのがお勧めです。

5、家を片付ける

家の周りに無造作に置かれ、そのまま放置されたものは、ただ家の見た目を悪くするだけではなく、
人の目を遮ったり、予想外の侵入口となったり、
犯罪に巻き込まれる可能性を高めます。

「自分だけは犯罪に巻き込まれない」
と思えるほど、万全の対策が講じられているのであれば良いですが、
そこまで完璧なご家庭の方が珍しいと思いますので、対策は今すぐにできなくても、まずは心構えだけでも持っていただきたいと思います。

■最後までお読みいただきありがとうございます