住まいの防犯対策5 登る場所
家の戸締りは一階さえしっかりしておけば良い!
とお考えの方はご注意ください。
昨今は様々な犯罪のニュースが日々報道されておりますので、
注意するに越したことはありません。
今回は犯罪に利用される可能性がある状況をご紹介します。
まずは、すぐにできることから実践しましょう。
雨樋は登れる
一般的な戸建て住宅ですと、
屋根の軒先に雨樋が設置され、地面に雨を流すように垂直に竪樋が数ヵ所は設置されています。
現代の雨樋はほとんどが樹脂製ですので、軽くて、それほど丈夫には見えませんが、雨樋をよじ登ってバルコニーに上がって来たという事例は多く報告されています。
実際に、犯罪ではございませんが、
お客様のお子さんが雨樋をよじ登ってバルコニーに上がってしまった
というエピソードを聞いたことがございますので、
実践することは可能だと思います。
2階だからと言って、バルコニーの窓を開けっぱなしにするのは危ないので、しっかりと施錠しましょう。
樹木は登れる
雨樋が登れるのですから、当然、木にも登れます。
家に接近する樹木でそこそこ枝がしっかりとしていれば、
そこが進入路となる可能性があります。
余り建物と接近している木は剪定するなどしておきましょう。
防犯のためでもありますが、木が接触することで建物が破損したり、落ち葉が雨樋を詰まらせたり、することもありますので、適度な距離を保つようにした方が良いと思います。
侵入道具を家の周りに放置してませんか?
雨樋や樹木の他、カーポートやテラス屋根、ブロック塀、フェンスなども侵入路とされてしまう可能性がありますが、
気を付けたいのは、
そうした場所から侵入する犯罪者を手助けしてしまうことが無いようにすることです。
例えば、
脚立やはしご等を置きっぱなしにしていれば、上り下りを楽にしてしまいますし、物置、ボックスなども足場となってしまうかもしれません。
脚立などは普段から使用している物であっても、きちんと片付けておくか、固定しておくなどするのがオススメです。
使わない物は処分してスッキリとしておくと、
見通しも良くなるので、犯罪行為が周囲から見やすくなります。
開口部の防犯性を高めよう
上記及び普段の施錠の徹底と共に、
玄関ドア(ディンプルキー、2ロック など)
サッシの付属品(シャッター、雨戸、格子、防犯ガラス など)
防犯性を考慮した開口部回りの商品を選ぶことで安心も増しますので、
昨今の報道でご心配の方は、お近くのサッシ業者やかかりつけの工務店などにご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。